2004-09-12
予定変更 NO 911
世の中は週休二日制が潮流だが、我々葬祭業には日曜どころか盆も正月もない。
お医者さんが「病気に土曜、日曜もない」とおっしゃっていたが、宿命として同じ思いを抱いている。
世間が休日になっている日が恐ろしい。OA機器が故障したら大変だから。ファクシミリ、コピー機、プリンターから、ご遺影やビデオ制作機材、メモリアルボード創作機器などが作動しなかったら大問題。だから日頃のメンテナンスを重視している。
そんな日曜日、私は朝から電話の音に恐怖感を抱いていた。なぜなら明日から出張するから。
<私を指名するお客様が入りませんように>と願っていたら、昼前に携帯が鳴り、スタッフから「ご指名です」と入ってきた。
葬儀は一生に一回限りの大切な儀式、そこで「お心残り」を与えることはプロとして無念の極み。予約してあった飛行機の便を変更することを「決行」した。
この数日、台風の発生を気にしていた。20号が発生したが、どうやら日本列島には影響がないようでホッとし、「決行」は「欠航」よりましだと親父ギャグを飛ばしたら、「非常に結構なことです」と返された。
飛行機で思い出したが、アジアは格安航空券が戦争状態みたい。シンガポールとバンコク間「65円」をタイガー・エアウェイズが売り出したら、その対抗にタイ・エアアジアが「32円」で売り出した。
日本でも様々な割引航空券が「登場」しているが、「搭乗」には何より整備と安全を求めたいもの。
当日スケジュールが把握出来ない場合、早割りチケットの購入に問題がある。なぜならその大半が変更不可となっているから。今年の冬に大阪から鹿児島、鹿児島から札幌へ行くことになり、手持ちの航空券の変更が出来ず、キャンセルして正規料金で取り直した苦い思い出もある。
今回の出張は正規料金、往復71,000円は勿体ないが、電話一本で変更可能なので便利であり、明日の変更もスムーズに進められた。
明日の「独り言」はホテルで発信することになるだろうが、ちょっと体力が厳しい状況。
過日に来社した郵便局の方、ふと見ると秤を持参されていた。そこで、ちょっと拝借してパソコン入りのバッグを載せて驚いた。8キロもあったから。
着替えを入れた大きなバッグを手に、肩にパソコンバッグとなると辛いもの。おまけに毎食のデザートが薬というのも情けない。
天気予報で気温を見たら、現地はかなり低いよう。夜には冬装束が必要かも。そこで、また荷物が増えて困っている。