2004-07-09
東京にて NO 845
今回のスケジュールは大変。エアコンの世界と外の温度差が思わぬ疲労につながった。
2泊目のホテルでパソコンがつながらず、ちょっとオヤスミに。
早朝にホテルを出発。関越道、外環、首都高速を経て都内に入ったが。ちょっとしたミスで降りるべきインターを過ぎてしまった。
お陰で1時間以上も無駄になり、とんでもない渋滞に巻き込まれる。
本番時間にゆっくりと間に合うように考えたのに、いつの間にか時間が迫る。ここで道路を間違えれば大変。急遽何処かの駐車場に入れ、タクシーで走る決断をした。
終わってから常磐道に向かわなければならず、ちょっとでも便利なところを考えたのが皇居と東京駅の間にある地下駐車場。<陽に当たらないから助かるし>と思いながら行ってみると満車。
<よし、帝国ホテルだ>と思いついて日比谷通りを走っていると、ふと東京タワーが目に入った。
<そうだ、東京プリンスホテルだ>、あそこならいつもスペースがあるし、隣に芝の増上寺の存在もある。<この際、地上の炎天下でも仕方がない。今は時間に間に合うことが第一>と、東京プリンスに入った。
すぐにホテルに常駐しているタクシーに乗る。六本木を経由して走れば20分ぐらいで行く筈。運転手さんに地図を渡して走り出した。
会場に到着したのは開会の5分前、私がお誘いした大阪や広島の方も到着されており、ゆったりと落ち着くコーナーの席に座った。
主催者とプロデューサーがやって来る。食事から始めて田崎真也さんの講演、それに続いて私に喋れと言われ、敢えて異空間にしようと考えたが、そのためのBGMが用意されていない。
それは打ち合わせの際の私のミスでもあるが、田崎真也さんのことに触れ、自身の服装の説明を枕にして、司式バージョンのナレーターで締めくくった。
席に戻ると臨席の広島の女性が涙を流しておられる。きっと感受性の強い方だと拝察したが、他の席にもハンカチを目にされておられた人がいた。
今回の代官山のイベント、時間的な条件が原因となりシナリオに無理があって<もったいない>と感じた。
関西風に言えば「退屈させない」という部分で問題が。映像、音楽、MCにあって、空白の時間を埋めるべき。
会場空間の中で人を惹きつけるパワーは簡単ではない。何かが欠けている? 何かが違っている。コンセプトはしっかりしているのに伝達力が低い。これは、はっきり言ってプロデュースのシナリオミス。
激辛な批評をしてしまったが、これは、車で行っていたところからワインが飲めなかった悔しさも込め、次回のステップアップのために真剣に取り組んでいただければと願っている。