2017-12-15

思い出したこと  NО 8059

鰻 せいろ蒸し北朝鮮の拉致問題で知られる「ジェンキンス氏」の葬儀が行われたニュースがあった。先に帰国していた奥さんと再会出来たのはインドネシアだったが、当時の報道記事を書いていたジャーナリストと交流があり、何度か食事をした際に取材の苦労話を聞いた。

彼は大手新聞社の海外支局長から国内の支局長に戻ったが、初めて知り合ったのは随分前に受けた取材からで、若いのに黒塗りのハイヤーを与えられた「遊軍」記者の立場で大阪府警などにも出入りしていた。

時の流れとは速いもの。当時は私も元気で時には互いの持論で熱く討論したことも懐かしいが、彼の取材記事が掲載されると担当記者名が明記されていたのを何度か目にしたので憶えている。

さて、皆様は「霊」の存在をどのようにお考えだろうか? 「この世」「あの世」の存在もそうだが、葬儀という仕事に従事して来た歴史の中でずっと気になっていた問題だが、一部の仏教宗派に「引導」という儀式作法があり、「あの世」の存在を信じなければ司会の仕事も成り立たないような気がしていた。

20代の頃、墓の研究者の講演に参加したことがあった。講師の「墓相」の話は面白かったが、霊の存在について次のように発言されたことが印象に残っている。

「墓地に行くと温かいのですが、神社に行くと背中がゾッとするのです」

東京の著名な神社で信じられない殺傷事件があったが、加害者が「祟る」という内容の手紙を出していたことにまた異なる衝撃を受けた。

お通夜の法話であるお寺さんが「ご先祖や仏様は決して祟りや罰を与えません。罰というものは偶然ではなく必然かもしれませんが」と説かれた言葉に興味を覚えたが、私のように10回以上も入院をしても「この世」に存命していることは間違いなく悪運が強いのかもしれない。

ここからは「幸せ列車」の「10年前の独り言」から転載を。

朝令暮改?  NO 2063   2007-12-14

我が大阪府の知事選候補者問題が喧しい。弁護士でタレントの橋下氏が出馬表明をされたからだが、自民党側から要請された際に「有り得ない」と否定されていた映像からは予想もしなかった出来事。府民の間には「それはないだろう!?」という声が強いようだ。

テレビや新聞のニュースもまるで「タレント」扱い、本人の「やしきたかじんさんに言われて」発言や「島田伸介」さんのエールなどが選挙そのものの価値観を下げてしまうような感じを抱く。

その知名度からすると当選パーセンテージが高いとの分析もされているが、誰が当選しても現在の元気のない大阪の活性化を願いたいものである。

僻み根性と言われたらそれまでだが「お笑い」潮流の大阪は、東京人から嘲笑されている節がある。それらは過去にお笑い芸人達が当選してきた歴史があるからだろうが、最近に流行の「品格」だけは忘れないで欲しいものだ。

知人の娘さんが結婚されるが、相手さんは神戸の人。新郎新婦はある芸能人が披露宴をされた「ホテル オークラ神戸」をと考えられていたが、新郎のお父さんのひとことで大阪市内のホテルになった。

「品格に欠ける行為を許したホテルの姿勢が気に入らない」とのことだったが、熱く語られた「芸能人」と「芸人」の言葉の違いに妙に納得をしてしまった私である。

この数日の間に読んだ新聞に「テレビ批判」の記事が多かった。週刊誌に書かれていた「ゲテ物のオンパレード」や「何でもあり」とまではなかったが、関西系 のお笑い人の低次元な内容や、番組の中で人気芸能人に媚を売る姿勢が見苦しいという指摘もあり、「なるほど、そう言えば!」と、思い当たる光景が幾つも あったことに気付いた。

元NHKアナウンサーからフリーになった人達への風当たりも強いよう。如何にも「受けなければ!」という見え透いた発言や仕種に見苦しさを感じる。そう言えば、本家であるNHKの若手アナウンサーのミスも目立って多くなっている気もする。

馬鹿を演じたり裸を売り物にする一発芸で「人気」を博することもあろうが、政治や公的な組織団体では「任期」という重大な責務がある。

「子供に明るい笑いを」という発想は理解出来るが、「子供に笑われる」府政と不正は許されない。果たして我が大阪の将来は?

今日の写真は福岡県柳川市にある有名な「うなぎ料理」の若松屋の「せいろ蒸し」を。今年の9月初めに立ち寄ったが、今日は親戚から届いたので美味しくいただいた。
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