2017-04-09

忖度って?  NO 6031

スワン・ベルタワープラハに帰国した女性からメールが届いた。無事に帰宅出来たようで安堵したが、写真が添付されていた。それは、4人で食事を共にした際に和服姿のスタッフの方に撮影して貰った一枚だが、その写真を見て我々夫婦が齢を重ねた現実で、久し振りに自分の写真を目にして衝撃を受けた。

さて、前号でお釈迦様の誕生日について触れたが、同じ日に誕生日を迎えておられた女性がいた。

彼女は深いご仏縁に結ばれるお寺の坊守さんで、妻と長年交友関係にあり、昨日も花束を届けていた。

互いが齢を重ねて何らかの持病を有するようで慰め合っているが、病気との出会いも人生にあって当たり前のこと。うまく付き合って行けばよい訳で、私のように13回も入院して生かされている事実もある。

今日の朝刊のテレビ番組を観ていたら、懐かしい映画がBSで組まれていた。私が15歳だった時に観た映画「西部開拓史」だが、当時は「70ミリ」映画として話題を呼び、3時間を超える長時間の物語であった。

この映画の中で出演者であるデービー・レイノルズが歌っていた「グリースリーブス」が印象に残り、映画館を出る時には旋律を覚えていた。

数日前の特集番組で東京「上野駅」を採り上げ、集団就職の記録映像が流れていた。「三丁目の夕日」を彷彿させる懐かしい光景だが、上野駅は東北方面からの東の玄関口。九州や四国からは西の玄関口として大阪駅がある。

九州から中学を卒業して大阪へやって来た町工場で働いていた人達との交流も懐かしい。年末になると帰省のチケットを入手するために大阪駅前の広場にテントが仮設され、付き合って並んだことも思い出される。

郷愁とは不思議な言葉である。すぐにその瞬間(とき)を思い出されるからだが、齢を重ねるとその思いが強くなって来るようだ。

今年になってから「忖度」という言葉が目立っている。国会での証人喚問もあったから話題になったが、それはどんな世界にもあるようだ。

数日前にテレビの人気ドラマ「浅見光彦シリーズ」を観たら、事件が発生した冒頭で主人公が警察署に連行され、身元照会で「刑事局長の弟」いうことが判明して名探偵としての行動が始まるパターンだが、警察の担当者の姿が水戸黄門の印籠のように変化するのも面白く、これも忖度ではと思った次第である。

数日前、所用があって警察に行ったが、担当窓口である人物の名前を出したらそこでも忖度されるような体験をして来た。

国家公務員も地方公務員も間違いなく「忖度」という自然行動があると理解する。それが総理夫人付きの秘書官としたら想像以上の影響がある筈だ。

昨日のニュースでは総理夫人が幼稚園の講演の前日に来阪され、私学関係の重職にある人物と交流があったと書かれていたが、一部のメディアには「アッキード解散」という言葉も出ていた。

今日の写真は世界で一番住みたい都市と言われているオーストラリアのパース「スワン川」の側にある「スワン・ベル」のタワーを。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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