2017-02-16
懐かしい NO 5982
今日の夕方のニュースを観ていると面白い歴史が紹介されていた。山陽新幹線の駅がどうして兵庫県に4駅も存在するかという秘話で、東海道新幹線の営業が始まった頃、すでに博多まで山陽新幹線を建設する予定が進められ、その中で夜行の新幹線を運転しようと寝台列車などの実車も製作されていたというものであった。
新幹線は高速運転されるためにレールの摩耗などの保線作業が重要で、夜間に行われている訳だが、もし夜行の新幹線が運転されることになればこの保線問題が浮上し、複線の一方を保線作業をして一方を単線運転するところから、列車をすれ違いさせるために駅の待機線が必要となり、4つの駅が兵庫県に誕生したそうで。その名残として姫路駅には待機線路が下り線に残っていると紹介していた。
新幹線で1週間に5000キロも利用したこともあるが、東北、上越、長野、北陸、北海道と次々に開通して便利になったが、長野新幹線の安中榛名駅に近い磯部温泉のことが話題になっていた。
何回か宿泊に立ち寄ったことがある磯部温泉は、「舌切り雀」の民話の発祥の地でもあり、今回は温泉マークの発祥の地として注目されていた。
東京オリンピックやパラリンピックの開催にあって温泉マークに表示を変更する議題も出ていたが、結論として元のままということになったようで、磯部温泉ではそれを機にイベントを開催するとニュースにあった。
「温泉マークの日」日を2月22日に制定されたのは昨年だったが。国際的な指摘もあり「併用」ということになったことからPRイベントを企画されたようだ。
長野新幹線の安中榛名駅は閑散とした高台に其の佇まいを見せているが、停車する列車が少ない所から駅の構内も閑散としていたことを憶えている。
この駅の構内で驚いたのはゴルフのパターで遊べるコーナーがあることで、人工芝のグリーンがあってパターやボールを使えるようになっていた。
軽井沢が近い所から多くの人達が安中榛名駅を利用しないみたいだが、この駅で列車の到着まで過ごしたことが懐かしく思い出される。
そうそう、この磯部温泉で2回利用した旅館のことで忘れられないことがある。閑散期の平日の夕方に電話で予約を入れたものだが、通された部屋から大浴場につながる廊下の蛍光灯が半分消されていた。それは省エネからと想像されたが、他のお客さんとは誰も会わず、露天風呂のある大浴場に行ったが余りにも静か過ぎて逆に落ち着かず、3分程で部屋へ戻った体験だったが、次の日の食事処での朝食時、我々の他にもう一組の宿泊客がおり、2組で4人だけが利用していたという事実が判明した。
この朝食時に出された牛乳と豆腐の美味しさが印象に残っているが、また行ってみたい温泉である。
今日の写真は安中榛名駅の駅舎を。