2016-11-25

車と人生  NO 5040

ダイハツ コンパーノベルリーナ高齢者の運転する車の事故が多くて深刻な問題になっている。ネットの中に「18歳から普通運転免許が取得出来る権利という法律があるなら、高齢になってからの充当する法整備も重要では?」という意見も出ていた。

昨日の夕方にも福井県で高齢者が軽トラックで逆走した事故が起きていた。

前にも書いたが、私はすでに自主返納している。目が不自由になったことが決断に至った要因だが、被害者を出したくないという思いが強かったのも事実である。

「車がなければ生活に支障を来す」という話を高齢になった知人がしていた。彼は診察をして貰っている病院が遠方で、通うには絶対に車が必要と言っている。視覚や聴覚も問題ないし、アルツハイマーというような頭部の疾患もないのだが、足が不自由で車は特別に改造されており、アクセルとブレーキを間違って踏むということは絶対ないが、そんな彼が自主返納を決断したと奥さんから聞いた。

「急に脳内出血でも起きたら大変だし、心筋梗塞も恐ろしい」という考え方からそうなったそうだが、他人を巻き込みたくないという思いが強く、その話を聞いた息子さん夫婦が病院通いは協力するということになってよかったと思っている。

団塊世代以上の人しか知らないだろうが、昔の三輪トラックのアクセルはオートバイのようなバーハンドルにセッティングされており、丸ハンドルが登場するまではグリップを回すシステムだったが、その前に登場していた「くろがね」の三輪トラックのアクセルはバーハンドルの右バーのグリップのところにレバーがあり、それがアクセルとなっていた。

青春時代に友人が故郷へ行くから付き合えと3人で彼の車であるマツダのキャロルで行った。大阪を暗くなってから出発して北陸方面へ向かったのだが、交代と言っても居眠り運転が恐ろしいので途中にあった薬局で「オールP」というアンプル材を数本買った。

それはテレビのCMで毎日流れている物だった。国道を走行していたので時間も掛かるし、夜食に立ち寄ったドライブインを出発する時に3人一緒に飲んだら、互いが顔を見合わせながら、言葉で表現出来ない味だと閉口したことを憶えている。

取引先の商店主が車を購入してすぐに店舗改造を余儀なくされ、車を買って欲しいと言われて協力したことがあった。その車はダイハツのコンパーノベルリーナという1000ccの乗用車で、まだ1500キロも走行していない車だった。

この車には最悪の欠陥みたいな問題があった。水溜まりを通った後にブレーキドラムが濡れるとおかしな状況になるので困惑した。俗に謂われる「片利き」という現象が起き、雨の日に走ればブレーキを踏むのに恐怖感があった。

何度か友人達を乗せたこともあるが、信じられないような急ブレーキ状態に陥るのだから驚くのは当たり前。何度も点検修理をして貰ったが、1か月経つと同じ現象が起きるのだから最悪だった。

この事実を知っている私自身が運転すれば理解しているので対応可能だが、知らずに運転してブレーキを踏んだら全員が「何だ!この車のブレーキは?」と言われることになったのは言うまでもなく、「あいつの車は最悪」という話題が流れていた。

当時のテレビCMで記憶に残るのがトヨタのクラウンの宣伝で、「いつかはクラウンに」というキャッチコピーで俳優の「山村聰さん」と「吉永小百合さん」が起用され、白いクラウンオーナーデラックスが88万円だったと記憶している。

今日の写真はダイハツのコンパーノベルリーナを。
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