2016-11-12

関東に行く前に  NO 5027

瀬戸内の海もう亡くなってしまったが、猛烈な阪神タイガースファンの友人がいた。彼はタイガースが負けると機嫌が悪くなるところから奥さんや子供達はいつも「阪神、負けないで」と願っていた。

家族で甲子園球場へ応援に出掛けることも多かったが、ある出来事があってから専らテレビ中継観戦となった。

彼が甲子園に行くといつも負けてしまうようなジンクスがあったみたいで、その日も2人の子供を伴って甲子園球場に行っていたのだが、7回にジェット風船を飛ばした時は大きく点差が開いて負けており、帰りの電車の混雑のことも考えて帰ることにした。

自宅まで電車を乗り継いで約1時間で自宅に着くが、戻ると奥さんから「なんで早く戻って来たの?」と言われ、事情を説明したら意外な事実が判明した。球場を後にしてから奇跡みたいな試合内容が展開され、信じられないことだが逆転勝利をしていたのである。

テレビ観戦していた奥さんは、「風船を飛ばした頃から諦めて帰ってしまうファンが多くて空席が目立っていたけど、ドラマみたいな逆転試合を観なかったなんて」と言われて嬉しいながらも愕然としたそうだった。

関西にいる所謂「トラキチ」のパワーは想像以上で、今年の日本シリーズを戦った広島や日本ハムとは随分と違うと言われており、知人や友人の中にそんな人達がいっぱいいる。

そんなタイガースファンの葬儀で「六甲おろし」を献唱されたことも何度か体験したが、ある音楽家がシンセサイザーで見事なレクイエムとして編曲されて献奏されたこともあった。

さて、そんな一人である友人から電話があって天王寺駅まで行った。彼の知人や司法書士という人物も来ており、「ちょっと相談事が」ということで駅構内の上にある喫茶店へ入った。

問題はその知人が知らない内に大変なことになっているというものだった。遺言を依頼するつもりで交友のある司法書士に依頼したら、保有する不動産や財産だけではなく負債に関することも調査しておかなければならず、委任状で依頼をして法務局で調べて貰ったら、自宅の抵当権の問題や知らない内に連帯保証人として実印を使用されている事実が分かったそうだ。

司法書士によるとこれは完全な犯罪で、刑事告発されて受理されたら大変なことになると指摘していた。

どうやら泥沼みたいな状況に陥っているみたいだが、高齢になって「終の整理」をする中で発覚した出来事で、司法書士は刑事告発するまでに関係者を辞職させた後の人事について考えることが避けられないと専門的なアドバイスがあった。

それぞれが高齢を迎えている。友人や知人の中で遺言を書いておくという行動が増えている。私もそんな彼らの影響を受けて行動を始めているが、さてどうなることやら?

今日の写真は交流の深い広島「ピピ」の社長のブログから拝借。瀬戸内海の風景である。
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