2003-07-22
『 葬儀<者> 』 NO 493
今、仕事の合間を縫って、スタッフ達がこのHPの全面リニューアルに向けて行動しているが、概ねが出来上がったとの報告があった。
しかし、発信までに大きな問題が残されていることを知った。
それは、いくつかのページで流される音楽が未完成。作曲を依頼した音楽家がご体調を崩され療養中だそうで、ご回復され、、それぞれの曲が完成した時に挿入しようということになった。
私が与えていた期限は、今月の月末。もう10日足らずとなった現在、バックに流れる音楽が完成していないのは寂しいが、取り敢えずBGMなしでの発信も仕方のないところと決断し、一部を「工事中」という表記で近日中に発信するということが決められた。
それまでは資料写真と文章だけというHP。
文章が非常に多く、「こんなの誰も読みませんよ」という意見もあったが、「ご訪問くださった方の中で数人でもご笑覧いただければ」との意見が上回り、そんな文字中心型のHPとなった背景もある。
企画を担当したのは、3人の女性スタッフ。「こんなタイトルで文章を書いて下さい」と言われ、私も何枚かの原稿を書き上げたが、編集されたものを確認すると「書き直したい」ことばかり。しかし、「もう期限です」と返されて引き下がることにした。
これは、内緒話だが、音楽が完成した時、同時に変更をしてやろうと悪巧みを描いている。だが、これは「悪巧み」ではなく、「割って入る」という策略で、「割る匠」というシナリオなので誤解されないように。
さて、葬儀社のHPといえば価格のことが中心になっているのが多いようだ。お客様の囲い込み戦略や価格競争が潮流だが、弊社のHP内に価格の表記は一切していない。
価格のオープン化が叫ばれている社会の流れに逆行するようだが、弊社は価格で競争なんて考えておらず、大切な家族の葬儀に対して、真剣に業者選びをしてくださったお客様だけの対応をしていきたいと考えている。
葬儀の総合的プロデュースに特別なソフトとノウハウを有する弊社のオリジナル葬儀。それらは、付加価値をお感じいただけるお客様にしかご理解願えない筈。
ある時、新聞記者が取材に来られ、価格設定で他社と異なっている部分は?と質問されたが、消費税分程度は高いですよとはっきりと伝えた。
他社に絶対に出来ない世界。一生に1回限りのことだからこそ、それが弊社のこだわりと誇りとなっているのである。
明確に言えば、一般的な葬儀の場合、他社より5万円程度高いですよということになるが、お客様のお声を伺うと、確実にご納得をいただけるプロの仕事は果たしていると確信している。
そんなところで結論だが、予算や価格の決定権はお客様にある。この部分で大きな誤解が生まれているようだ。弊社名の「高級」は、送られる方々の「送りたい」というご心情が「高級」であって欲しいと願っているもの。
葬儀は、業者選びがキーワード。そんな時、安心のブランドである「日本トータライフ協会」に加盟している葬儀社は信用に値すると確信している。メンバーは、それぞれ高度な研修会を経て、葬儀社以上に「葬儀<者>」であるからだ。