2016-05-09

数奇なご仏縁も  NO 4849

木曽川久し振りにシーンの「会長のブログ」を更新しておいた。「幸せ列車」で書いている「小説 女将シリーズ」が10か月になったことや、女将が体験する様々なハプニングに関連して、過去の葬儀で想像もしなかったハプニングで頭の中が真っ白なった体験談にも触れておいたが、それは30年以上前に体験した出来事だった。

ナレーションを吹き込んでいたカセットテープを流そうとしたら、何とデッキのその部分のシステムが機能しないことが判明。開式前に導師と打ち合わせていた式次第も急遽変更することを伝え、それで生まれた約5分の時間で解決策を考えなければならないという状況に陥った訳だが、そこで対処した奇想天外な発想は何だったかは、「会長の独り言」の方でご笑覧を。

朝から大きな病院へ付き添いで行った。待ち時間が退屈なので目に留まった体重計や血圧測定器を利用した。

血圧は問題ない範囲内。もちろん服用している薬による影響もあるのだろうが、出来るだけ歩くように行動している結果でもあると信じたい。

体重は過日の団参で宿泊したホテルの大浴場で計測した数値と変わりなく、食事に神経を遣っていることからうまくコントロールが出来ているようだ。

院内を歩いていると自由に持ち帰りが出来る健康情報誌を貰って来た。その中に「エネルギー量を知る」という見出しで最近に使われているという「肥満指数」について紹介されていた。「身長×身長×22」で出て来る数字が標準体重だそうで、血糖値の上がり過ぎを抑え、1日に必要なエネルギーカロリーを考慮することが成人病予防では重要とあった。

昔から病的な程の偏食がある私だが、こんな情報誌を読むと栄養のバランスが全くコントロールされていないことに気付く。だからこそ何度も入院する羽目になったのだろうが、先が長くないことを悟り始めた人生黄昏を感じながら、歩ける内に、動ける内にと行動することを始めている。

雨が降っていたので往復でタクシーを利用することにしたが、昼食はちょっと栄養価の高レベルな物を食べた。

さて、不思議なご仏縁について触れておこう。ある知人がタクシーで自宅に帰られる時に同乗させて貰ったのだが、その方が寺田町を回って播磨町へと言われたのだが、運転手さんが播磨町を知らなかったので私が西田辺から姫松に行く途中で天王寺から13号線で2交差する所で、昔「三菱銀行の立てこもり事件があった交差点」と説明すると、知人が驚く話を教えてくれた。

「大変な事件だったけど、テレビの中継の中で私の名前の入った自転車が映っていてね、それは私の妻が乗って行った自転車で、おかしな雰囲気で飛び出した瞬間に事件が起きたのだからびっくりだった」

そんな事実を知って驚いたが、その事件に関して数年後に数奇な体験があったので尚更不思議なご仏縁を感じた。

お寺様からの依頼である会社の会長さんの合同葬を担当することになり、会社側の方とお寺の応接室で打ち合わせをすることになったのだが、その方が出された社葬に関する企画書の内容に衝撃を受けることになった。よくぞここまで綿密どころか緻密に取り組まれたものだと感心するレベルで、それこそ俗に言われる「秒単位」という世界だった。

会話を進める内に判明した事実に驚いたのが、その人物が前述の三菱銀行事件の際の犠牲者の合同葬を担当した役員さんで、定年退職をされて現在の会社の役員さんに迎えられたということを知った。

この方が纏められていた内容は、間違いなく初めで最後というレベルでそれこそ「感嘆」の内容で、どれほど神経を遣った社葬になったかはご理解出来るだろうが、長い葬儀という仕事に携わった中で特筆に印象に残っている出来事となっている。

今日の写真は過日の団参で宿泊したホテルの部屋から撮影した1枚を。流れる川は木曽川で、左端に見える山の上には城が存在している。
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