2016-04-27

恥ずかしながら  NO 4837

水冠今日「水曜日」はメールマガジン「まぐまぐブログ」の送信日。テーマは過日に行った四国路のことを書いたが、「同行二人(ににん)」が「同業二人」になっていたり、「松山入り」が「松屋煎り」なっている誤変換に恥ずかしい思い。目が不自由になると共にこんなことが増えて来ているので申し訳ないが、「書く」ことは恥を「掻く」ことだとご理解いただければ幸いである。

大規模病院のすぐ近くある薬局の前を通るとガラス窓に貼られたポスターに目が留まった。背骨がS字に曲がっているような絵があって「歪み」という文字が添えられていた。

三菱自動車の燃費不正表示問題が25年前から常態化していたという報道があってびっくりしたが、「不正」という文字を一つにしたら「歪み(ゆがみ)「歪(ひずみ)」となるが、社内環境にそんな社風が流れていたのだろうと想像してしまう。

「おかしなこと」に「おかしい」と言えない環境はやがて取り返しの付かない問題浮上となる。退職した元社員から広まることもあるし、内部告発で発覚することもあるが、内部告発に関する擁護の法律が整備されてから随分と経っている。

東芝、オリンパス、東洋ゴム、化血研など次々に問題が表面化した出来事があったが、数年前にはホテル業界の食品の偽装問題が話題になり、我が国が隣国の中国と同レベルになってしまったのかと危機感を抱いてしまった。

プロは自身の仕事に誇りを有し、妥協を許さないからこそ一流と称されることになるが、「仕事とは金儲けでなく他人の役に立って他人を幸せにすること」と書かれていた言葉に「そうだ!」と共感を覚え、私の持論である「我々葬儀社の仕事は『大切な人』の『大切な儀式』に『大切な宗教者』を迎える環境提供のお手伝いで、少しでも不幸でない『ひととき』をプレゼントするもの」にもつながることだと思った。

さて、苫小牧のすぐ近くにある樽前山で2回の火山性微動が観測されたというニュースがあった。大病を患う前にこの山の裾にあるゴルフコースをラウンドしたことがあるが、芝の目が海側ではなくこの山の方向に流れていることをキャディーさんから教えられ、ずっと山に方向を確認しながらパットをしていたことを憶えている。

過日の「幸せ列車」の「小説 女将シリーズ」の中で有珠山の噴火で避難した旅館の女将の物語を書いたが、樽前山が噴火して頂上付近にドームを形成してから100年以上経過している。噴煙ぐらいなら仕方がないが、大きな噴火が発生しないことを願っている。

地震発生から900回以上の余震が続いているというのだから恐ろしく、地元の人達の心情を考えると限界を遥かに超えていると考えられるが、地球内部の自然の営みとは不思議なものであり、我々人間の無力さを再認識させられる。

著名人やタレントの失言問題で炎上することが多いが、昨日の麻生財務大臣の記者会見の発言で熊本の地震について語られた内容に「!」と「?」を感じた、大臣はこれまでの発言に多かった「如何なものだろうか?」という言葉をそのまま返したい思いを抱いた。

ジャーナリストの「櫻井よしこさん」の発言に「自民党はいつからチャライ議員を」なんて指摘に同感を覚えたが、東京都知事のズレた勘違いも批判が集まっているようだ。内部の調査委員会で進めてそれで結果が出なければ私が決めるなんて追及されている本人が決めるとはどういうことなのだろうか。調査委員会のメンバーなら内部ではなく外部にするのは常識だが、この御仁は普通でない行動思想があるようで湯河原にある別荘へ何度も公用車を利用していたことも物議となっている。

東京都は都議のリオ・オリンピック視察の高額予算も話題を呼んでいる。他府県のような逼迫する状況と異なるのでこんな企画が描けるのだろうが、28人も果たして必要なのかと思うし、それで税金を6200万円も使うそうなのでびっくりだが、都民が怒りを表わさないのだろうかと疑問を抱いてしまう。

議員や首長で物事を決定する時に重要なことは納得させる説得力だが、それを無視出来る姿勢こそが「政治家」ではない「政治屋」所以という言葉もあるということを今日の結びとしておこう。

今日の写真は密葬義を行われたご住職のご遺影が正装されたもので、これを冠っておられたので「水冠(すいかん)」を。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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