2016-04-20

行きたかったけど  NO 4830

金剛力士像今日「水曜日」はメールマガジン「まぐまぐブログ」の送信日。テーマは30年以上も前に体験した「おくりびと」問題にした。

さて、この「独り言」に写真を掲載するようになってからもうすぐ2年目となるが、訪問してくれている友人が「幸せ列車」の画像検索で16枚もこの「独り言」の写真が出て来るそうでびっくりした。 

「幸せ列車」で毎日更新中の「短編小説 女将シリーズ」でも出来るだけ写真を掲載するようにしているが、そちらの写真はヒットしないというのも不思議な話。グーグル検索とはどんなシステムになっているのだろうかと興味を覚える。

熊本県の余震が治まらないので心配しているが考えてみれば何時何処で大きな地震が発生するかは不明である。今日のニュース映像で伊勢志摩サミットに関する警備態勢の訓練が行われていたが、担当の和歌山県の警察官が「テロは何時何処で起きるか分かりません」と言っていた言葉にテロ発生に対する恐怖を覚えた。

自然災害も人災も何時何処で誰に振りかかるか不明である。何度も書いたことだが「今日あることの幸運に手を合わすこと」になるが、災難と言う体験はしたくない。

午後2時27分、大分県中部を震源とする地震が発生していた。別府市で「震度4」を記録したそうなのでかなり揺れたと想像するが、今回の地震は何処が震源になるか分からないので不気味である。

熊本市内の路面電車が運転されるようになったし、九州新幹線も鹿児島中央駅から新水俣駅まで本数を減らして運転が始まったが、早く通常に戻ることを願ってしまう。

過日にご仏縁の結ばれるご住職が遷化されていた。いつも帽子姿で自転車で走っておられた姿が思い出される。優しいお人柄で何度もご一緒に檀家さんの葬儀を担当した歴史もあるし、数年前に亡くなった知人夫妻も檀家であり、訪問していた際にも何度かお会いしたことがあり、当時を思い出しながら手を合わせた。

遠方のお寺様の檀家さんのご逝去を知った。息子さんとは何度もお寺でお会いしたご仏縁もあってお通夜へ行こうと考えているが、最近は杖を手にしてもまっすぐ歩行することが難しくなっているので困っているし、これまで出来るだけ挑戦していた駅の階段もエレベーターを利用しなければならないので難儀である。

今月の初めに四国へ行ったが、途中でお遍路姿の方々もおられた。司会のフレーズに「四国路はお遍路さんの姿で賑わっています。金剛杖に菅笠といった昔ながらの巡礼の姿が少なくなったとは言え、菜の花畑を『お大師様』と唱えながら同業二人(どうぎょうににん)される光景が目に浮かびます」というのがあるが、高齢になったら四国路を回りたかった夢も大病を患ったことから無理になってしまった。

菜の花の「菜」は食用の意味があると聞いたことがあるが、高知県や香川県に目立って多いそうである。

前述したご住職は真言宗だった。「阿字の子が 阿字のふるさと立ち出でて また立ち返る阿字のふるさと」というお大師さんのお言葉があるが、「阿」は「阿吽」の「阿」と考えると梵語の第一字母である。密教の世界観と哲学的な理論を顕著に表現したものと言われているが、神社の狛犬や仏閣の仁王にその意味が理解出来ると教えられたことがある。

向かって左側が「阿形」で右側が「吽形」で、前者は口を開けた息を吐く意味で「生」を表わし、後者は息を吸う意味で「死」を表わすとも言われていた。

今日の写真は四天王寺の中門にある金剛力士像。四天王寺には南大門にも存在している。
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