2016-02-24

寒い日でした  NO 4776

太陽の塔今日「水曜日」はメールマガジン「まぐまぐブログ」の送信日。随分昔のコラム「有為転変」から転載したが、月日が流れても本質がブレていないことを再認識した。

さて、喫茶店談義とは面白いものだ。時流や自流という言葉そのままに、社会情勢にも敏感な発言も出て来るので興味を抱く。

過日の日曜日、若い男性が溜息ながらにママさんに仕事で失敗して落ち込んでいることを打ち明けていた。「明日は会社を休みたい」とテーブルに両手を付いて頭を抱えている。

そんな姿を目にした高齢の常連さんが「そんな小さなことで悩んでどうするの。もう一度やり直すことが出来るのだから恵まれているだろう。覚醒剤事件の清原容疑者や出廷で話題になっている元議員よりましだろう。法律に反していたら別だが」と言葉を掛けた。

それを聞いた別の常連さんも「そうだ、そうだ、それから比べたら仕事のミスなんて小さいよ。叱責されることがあったらその上司をここへ連れて来いよ。わしが謝ってやるから」と重ね、もう一人の常連さんが私のことを紹介しながら「この人なんか10回以上入院していてもいつも戻ってくるのだから」と言われたのでママさんが苦笑されていた。

こんな会話がカウンターやテーブルの垣根を越えて交わされるのだから我々庶民が集う下町の喫茶店は温かい。

常連の皆さんは私の仕事をご存じで、時には知人を連れて来られて事前相談をしたこともあるし、仏事に関して質問をされることは日常茶飯事だ。

最も多いのはお寺さんの法要に関するお布施の金額で、「旦那」の語源やや「布施」の本義から説かなければプロとしての責任が伴うから。

関東の葬儀関連業者がネットのアマゾンと提携してお寺さんを派遣するビジネスを始めた。お布施を料金と考えているのでびっくりだが、温故知新の言葉の本義を学ぶべきだと考えたいし、プロならこんなことを絶対にしないと思ってしまう。

しかし、世の中は変化していることも事実。そんなビジネスに賛同して登録をされたお寺さんもおられそうで衝撃を受けた。

社会には様々な職種があるが、プロがプロの誇りを捨てたり忘れた時にその職種がプロでない人でも出来ることになり、その世界が凋落してやがて消滅することを歴史が物語っている。

今日は夕方から遠方の病院へ行って来た。片道1時間半も掛かるのだから大変で、地下鉄からモノレールへの乗り換えは随分と高さが異なるので階段に苦労が伴う。防寒の手袋をして手摺りを握るが、まるで手摺り磨きみたいなことをやっているみたいだ。

病院の最上階にレストランがある。序に夕食を食べようとメニューを見たら、さすがに病

帰路で真っ暗になってしまい、自宅に戻ってからいつもの服用薬を貰いに医院へ寄った。そうそう、大阪環状線の寺田町駅の改札を出た所で2人の若い外国人女性がいたが、途中のコンビニでお茶を購入して商店街に入ったら彼女達が通り過ぎる際に言葉を掛けられ、流暢な日本語だったのでびっくりした。

会話からロサンゼルスから来ているそうで、昔に我が家で英会話教室をやっていた話をすると盛り上がり、疎開道路までお付き合いをして来た。

夜、関東に在住する娘から電話が。新聞の広告で「城達也さん」のナレーションの入った音楽CDをプレゼントしようかと言われたが、持っているから不要と返しておいた。

今日の写真は病院のレストランから撮影した万博公園。中央に太陽の塔の裏側が写っている。
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