2016-02-05

無事帰阪  NO 4457

昭和の町 コロッケ温泉での朝風呂は至福のひととき。後遺症から温覚が麻痺する身体でも、ずっと冷えている感じがしていたが、少し温まったような気がするので不思議である。

ご住職が午前中の法要があるそうで出発が早く、それに合わせて早目の朝食タイムとなった。

もう一度会えるかどうかは私の今後の体調次第だが、「たい」という欲望を大切にして余生を過ごさなければならない。

今回も甘えてしまって恐縮だが、新幹線の最寄り駅まで送って貰って「つばめ」に乗った。久留米駅で在来線に乗り換えようと自動改札に切符を入れたら「チャイム」が鳴ってびっくり。そこで切符を手に女性スタッフのいる改札で見せたら「切符」にびっくり。1泊2日の行程で11日間有効の連続乗車券だったからだ。

自動改札機もそんな切符の認識が出来なかったようで「チャイム」が鳴ったみたいだが、スタッフが「申し訳ございません」と頭を下げていた。

在来線で利用したのは別府に向かう「特急 ゆふいんの森」で、ユニークな観光列車で人気が高く、車内は中国の団体さんで賑やかだった。

日本人の乗客の8割が若い女性達で、博多から乗車して「由布院」に行く人達が多く、由布院駅に着いたら乗客の大半が降りたが、今度はホームで到着を待っていた多くの人達が乗車して来ていっぱいになった。

この列車が走る「久大本線」は線路も古いみたいでかなり揺れる。北海道の特急列車の「Sの字型」みたいな揺れはスピードが遅いのでなかったが、レールの継ぎ目で縦に揺れるのが強烈。台車と車体をつなぐ空気バネが限界まで当たっているような実感がする。

観光列車なので女性車掌さん達のサービスが中々のもの。列車のパネル写真に乗車日の日付が入った物を持って「記念撮影は如何でしょうか?」とやって来てくれる。丁度昼食タイムだったので車内限定の駅弁を売店で購入した。

名所スポットでは徐行運転で観光アナウンスが流れる。由布院からずっと下り勾配で大分駅に到着したが、停車している列車の色に目が留まった「ななつ星」であり、前列の高齢車の質問に「ななつ星」について女性車掌さんが丁寧に解説をしていた。

大分駅を出るとすぐに右手に別府湾が見えるが、しばらくすると終点の別府駅に着いた。

ここで乗り換える特急列車まで50分の時間がある。1本前の列車があるが、それなら目的地の最寄り駅に停車しないので遅らせたのだが、どこの駅でも途中下車可能な乗車券なので駅前の散策も出来た。

次の特急列車は「白いソニック」で、博多から長崎方面に行く「かもめ」と同型の列車だった。130キロ運転なのでちょっと怖いが、20数分で目的地の宇佐駅に到着した。録り鉄達に人気の「USA」駅だが、ホームの待合室からアメリカ国旗に見えるようなデザインの看板があって面白かった。

駅前からタクシーで目的地へ行った。豊後高田市にある「昭和の町」だが、よくぞこれだけ集めたものだと感心するほど古い時代の世界が見られた。ミゼットもあったしダイハツの3輪トラックやバタコと呼ばれたバーハンドルの3輪トラックもあった。

懐かしく感じたのはプリンスのグロリアで、縦型4灯式のタイプだった。タクシーの運転手さんの話によるとオープン当時はかなり賑わっていたみたいだが、最近の平日は閑散としているとのこと。友人から教えられていたコロッケだけは体験したくて探したら発見に至り、店内に入ったら様々なコロッケを上げてくれることが分かり、肉が苦手なことからコーンとカボチャのコロッケをお願いして店内で食べたが、信じられない低価格で美味しかったのでお勧めである。

少し早目に切り上げてタクシー会社に停まっていた車で宇佐駅に戻り、また「白いソニック」で小倉まで乗車。満席の「さくら」に乗り換えて新大阪に定刻に到着。11分後に発車する「はるか」に乗ろうと11番線に降りたら、ちょうど「はるか」が入線して来た時だった。

今日の写真は「昭和の町」のHPで掲載されていたコロッケを。
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