2015-12-31

大晦日  NO 4421

薬師寺 鐘楼歩いていると昔から交友のある人物と会った。2年ほど前から身体の不調を感じ、検査を受けたら深刻な症状。長時間の手術を受けて退院後から現在に至るそうだが、激痛を伴うところから鎮痛剤が欠かせず「早く死にたい」と嘆いておられた。

それから30分も経たない内に同年生まれの人物に会った。びっくりするほど太っている。昨年に弊社の式場で行われた葬儀の受付を担当していた際に会ったのが久し振りの再会だったが、彼は教育大学を卒業後に小学校の教員を務めて定年退職していたが、深刻な疾病を抱えて病院通いをしていることを知った。

ここで不思議なえにしがあることで互いがびっくりすることに。彼は高校時代に卓球をやっていたこともあり、その時のダブルスのペアだった人物も同じ疾病で同じ病院で加療を受けていることだったが、互いが齢を重ねてそれなりの病気を背負って生かされている現実を慰め合うことになった。

大晦日は深いご仏縁に結ばれるお寺の除夜の鐘のお手伝いに行くのが恒例だった。境内の一部で経木の「お焚き上げ」の役を何時も担当させていただいたが、そこに書かれた戒名は私が担当申し上げた方々が多く、いつも数珠を手にお念仏を唱えながら「お焚き上げ」をしていた。 

雨の日もあった、雪が降った大晦日もあったが、今年の暖冬は信じられないぐらいで、体調不良で参加は出来ないが、西に向かって手を合わせた。

明けて6日頃に孫達の顔を見に関東へ出掛けようと思っていたら、一昨日の夜に突然娘がアメリカ生まれの孫を伴ってやって来た。

次の日の朝に関東へ帰って行ったが、孫が今春に熊野古道に行った時に比べてびっくりするほど身長が高くなっていたのでびっくりした。

それぞれの「お年玉」を用意して渡したが、我々夫婦が互いに精進しなければいけない状況を知り、嫌味みたいに「これで美味しいものでも食べて」と小遣いをくれた。

いつも送ってくれる納豆を持参していたので、楽しみにしている友人に届けたが、そんな娘が我が家の冷蔵庫を開けて「黒豆」を発見してつまみ食い。それは近所の会社の女性社長がご自身で味付けされたものを届けてくださったものだが、「これ、プロの味」と言った娘にその説明をしたら驚いていた。

正月にお餅を食べ過ぎないようにしなければならない。昨日、妻の友人から「我が家のお餅」と届けてくれたものもあるし、前から頼んでいた物もあるのでいっぱいあるが、毎年この時期になると体重が増えていたので今回はセーブしようと考えている。

餅は意外とカロリーが高いそうだし、想像以上に塩分が含まれていることも知ったが、「正月だから」という甘い考え方の行動が大変なことになる危険性があるので気を付けよう。

もう旅行に出掛けても部屋食の旅館を利用することも無理みたいである。夕食もバイキングスタイルのホテルや旅館を選択し、食べる内容と量を考えなければならず、振り返れば随分と無茶をして来たものだと反省している。

新しい年を迎える。この「独り言」や「幸せ列車」の短編小説「女将シリーズ」をご笑覧くださる方々に手を合わせていますが、なにとぞご自愛くださいますよう願い上げ、皆様のご健勝とご多幸を祈念申し上げて今年を結びます。

今日の写真は今春に撮影した薬師寺の梵鐘を。
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