2015-12-20

女将と看護師  NO 4410

ハモンドオルガン前号を読んだ友人から「大丈夫か?」という内容のメールが届いた。検査が続いているし「死」に関するテーマが多くなっているからだが、まだもう少しこの世に存命出来るようでご心配なきように。

「死」に触れるのは私の人生が葬儀という仕事に従事しており、危険な社会状況になっている現実の中、戦争の恐ろしさを訴えておられた「水木しげるさん」や「野坂昭如さん」がご逝去されたからで、過去、現在、未来という言葉をもう一度考えて欲しいと思うからである。

過去にイスラム社会に向けて発言した総理の言葉が物議になったこともあったし、我が国民を納得させる前にアメリカ上下院の両議会で演説した際に前倒しで約束発言をされたことも話題になったが、何かことを性急に進めようとするのが総理の性格みたいで、我が国家が戦争に巻き込まれないように願ってしまう。

昨日の番組で「池上彰氏」の解説に思わず<そうなのだ!>と納得に至ったことがあった。それは総理が「早く質問をしろよ」という野次発言についての内容だったが、国会は三権分立の立法の場所。そこで行政のトップである立場から言葉を挟むのはおかしいとの指摘だったが、如何にも池上氏らしい解説だった。

さて、35歳の時に挑戦したのがハモンドオルガンだったが、ヤマハのエレクトーンやナショナルのテクニトーンの存在があるのにどうしてハモンドにと思われるかもしれないので触れておくが、あの独特の音色が好みだったからである。

レッスンを受け始めてから先生が最初に選曲されたのがビートルズの「オブラディ・オブラダ」で、続いてコニーフランシスの「カラーと口紅」に進み、やがて「シバの女王」を練習するようになって行った。

昔からギターをやっていたことから「コード」を理解していたし、下手の横好きでピアノに挑戦していたこともあったのですぐに演奏が可能となったが、そんな頃に担当した葬儀に「元海軍」に奉職されていた故人があった。

葬儀の当日に戦友達が参列されることを知り、ハモンドオルガンを式場に運びこみ「海ゆかば」を演奏したら皆さんが大層喜んでくださり、「君の年代でこの曲を知っているとは」と驚かれたことが印象に残っている。

それは10代の頃に集めたマーチ集のレコードに入っていた曲で、軍艦マーチ、日の丸行進曲などと共に収録され、全曲の旋律を記憶していたから出来たことで、その後も何度か生演奏をした思い出がある。

一方で、7月7日から始めた「幸せ列車」の短編小説「女将シリーズ」だが、昨日で165号を発信したことになる。ご笑覧くださる方が多いみたいで続けているが、ネタは山ほどあるのでしばらくは大丈夫だろう。

女将シリーズを終えたら「看護師シリーズ」も始めたいと思っている。これまでに10回も入院して転院を含めると12回の入院体験があるのだから患者としての体験は豊富である。病室で白い天井を見ながら過ごしていると退屈この上なく、来室される看護師さんとの会話のやり取りが楽しみになり、きっと嫌われた患者だったと想像しているが、「勉強になりました」と感謝されたことも少なくなかったので短編小説風に書きたいと考えている。

CT検査も10回以上受けたし、造影剤が全て漏れて大変な目に遭ったこともある。また7つの病院でMRI検査を受けた体験からその機種による騒音の差異も伝えたい。

また、40年近く薬を服用しているので副作用についてもかなり多くの体験がある。ご訪問くださる方々の健康のヒントになり、少しでもご訪問くださる方々の寿命が延びれば幸いという思いもある。

「女将シリーズ」は結構人気があるのでしばらく続ける予定だが、目が不自由になりつつあるし指先のコントロールのミスも増えているので困ってしまう。「看護師シリーズ」は別の独立ページを設けて始めることも選択の一案と思っている。

この「独り言」だが、入院中も病室で発信していたこともあり、担当医や看護師さん達が読まれて話題になったこともあった。

痛い思いをして入院し、点滴や採血で痛い思いをする。手術となれば大変である。それで高額な医療費を負担しなければならない。どうぞ、皆様はご健康で入院されることがないようにと願っています。

今日の写真はハモンドオルガンを。音色はパイプオルガンと同じメカニズムで、独特の音色が重宝されていた。
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