2015-03-04

幸せの味  NO 4122

今日「水曜日」はメールマガジン「まぐまぐブログ」の送信日。長野の善光寺で行われる7年に一度の「御開帳」を中心に触れた。

21年毎に行われる式年遷宮の予算不足から、境内の一部にマンション建設を予定している下鴨神社のことがニュースで報道されて物議になっている。世界遺産にもなっているところからどうなるのだろうかと思ってしまうが、神社側には切実な問題になっているようで、維持をしていく責務の重さと難しさがあり、似たようなケースがあちこちで起きるのではと心配になる。

さて、美味しいものを食することは幸せなことである。何度も大病を患って大変な目に遭って杖を手に歩くようになってしまったが、様々な後遺症があっても味覚があることを幸運だったと考えている。

健常者の人は日常生活の中で何事も当たり前のように過ごしておられるだろうが、障害を背負うとそんな当たり前の身近なことに幸せを感じることになる。

着替えが出来ること。タオルを絞ることが可能。だから銭湯へ行ける訳だが、フラフラ感があっても躓かないように、転ばないように気を付けながら過ごす銭湯のひとときは冷えを感じる体調には至福の時間となっている。

これまでに何度か書いたが、近くの生野本通商店街は東西に長く、東の端が八坂神社に近く「みこし通り」と呼ばれているが、その中にある「力餅食堂」はお気に入りの一つである。

人気のメニューは「中華ソバ」と「カレーうどん」だが、丼物から麺類まで全てが関西風味付けで素晴らしく、他府県からやって来た知人や友人を伴ったことも多いが、全員から「美味しい」という感想が出ている。

この店に隠れた人気メニューがあり、何度か注文したことがあるが、これまたお勧めレベルで、立ち寄られたら是非体感していただきたいと思っている。

それは現代的に言えば「スイーツ」となるが、北海道産の小豆と佐賀県産米の餅が入った「ぜんざい」で、前を通った際に衝動的に立ち寄ることになっているので食事時間外である。

我が家で「蕎麦すき」をする場合があるが、出汁はこの店で買って来ており、近所の人達にプレゼントしたことから広まり、今では何処でも常識みたいになっている。

全国で「ラーメン」ブームになっているが、この店の「中華ソバ」に懐かしい風情の味があることも事実で、関東から来阪した「ラーメン通」の知人を伴ったら「これまでで一番美味しい」と言ったので面白かった。

それから彼は来阪する度に立ち寄ることになっているが、ある時に来たのが月曜日の休業日で、ビジネスホテルで1泊してわざわざ次の日に食べて行った出来事もあった。

その時に「中華ソバ」と「ぜんざい」の両方を食べていたが、「これからはこの二つを注文する」と言って嬉しそうな表情を見せていた。

今日の写真は「みこし通り」と呼称のある「銀座商店街」で、源ヶ橋から続く長い商店街の東の端である。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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