2003-04-28
ふと振り返り、明日へ NO 413
少子高齢化の社会を物語るように、新聞の記事や広告にそれらに関するものが目立ってきている。
健康食品を宣伝するページも多く、一方で皮肉なことに「お詫びとお知らせ」という謝罪広告も増えている。
昨日、自宅で新聞を見ていると、人生観の発想転換の必要性を著された書物が増えていることを広告で知った。
「悲しみや苦しみを乗り越えて人生を生き抜く術とは・・・感動ノンフィクション」
これは、「鎌田 實さん」の「あきらめない」
「老いは来るもの、迎えるもの」「現役女医のちょっと一言」
これは、92歳の「小林清子さん」の「いつ死ぬかわからないから」
「ぼけ予防10箇条の提唱者がすすめる、ぼけ知らずの人生」
これは、「大友英一さん」の「ぼけになりやすい人 なりにくい人」
「美しく生きる女の健康学」「更年期を『幸』年期に替えて美しく生きる女性になりましょう」
これは、「久保田芳郎さん」の「笑ってすごす『幸』年期」
「自宅で死ぬ患者と家族、そして看護師・・かけがえのない『いのち』の物語」
これは、「押川真喜子さん」の「在宅で死ぬということ」
過去に書いたが、我々、日本トータライフ協会のメンバーは、聖路加病院の日野原先生の医療哲学や人生哲学に傾倒し、それぞれがご著書も拝読させていただいているが、やはり、何事も体験されてこられた方の説得のパワーは凄いもの。そこに尽きる思いを抱いている。
明日、弊社のかわいい女性スタッフの結婚式に出席するが、結婚という自身の体験をどのように祝辞で伝えるべきかと頭を悩ませている。
全国のメンバーから頂戴した彼女へのメッセージを参考にしながら、今晩、真剣に考えることにしているが、共に出席する女性スタッフ達も大変である。披露宴がお開きになると、すぐに事務所で振袖を着替え、お通夜の式場に行かなければならないから。
葬儀を担当するスタッフ、そして事務所に残るスタッフ達。彼等の「私達の分までいっぱい祝福してあげてください」と託された思いを背に、彼女の美しくてかわいい花嫁姿を楽しみにしている。
事務所に寄ると、もう5月1日の葬儀まで入っている。私も明日の夜はお通夜の他に数本分のナレーション創作を余儀なくされそうだ。