2013-05-19

日々にニュースが  NO 3289


 内閣の参与である「飯島氏」が極秘に北朝鮮を訪問したが、空港に多くのカメラマンの姿があって瞬時に表面化してしまい、専門家の意見からすると相手側に利用されたという声もあった。

  国家の中枢の人物と対談出来たことは事実のようで、その目的の一部と信じたい拉致問題事件の進展につながることを期待したいが、帰国する日にミサイルを発 射した出来事や、今日も発射したというニュース速報にびっくり、その真意が計り知れない謎の多い国だと再認識した出来事だった。

 もしも軍部が勝手に行動したとしたらトップが軍部を掌握していないことになるが、そんなことをしたらすぐに粛清される国家なのだから考えられないし、今後の予測が見えない展開となっている。

  維新の会が名古屋で会合を開いたニュースがあった。「みんなの党」が選挙に向けて提携共闘する姿勢を取り止めたと発表するニュースもあった。一連の発言問 題で女性票の影響が大きいと判断した渡辺代表の決断だろうが、他の政党の攻撃行動も激しいようで、我が家の近くの商店街である政党がパンフレットの配布を 行っていた。

 そこには来る夏の参議院選挙区代表という表記もあったが、果たして公職選挙法に問題はないのだろうかと疑問が生じ、今から夏の「熱い」選挙戦が「暑い」感じを抱いた。

 シーンの「会長のコラム」のページでは「女性司会者」のことについて書いたが、全国的に女性司会者が増えている中、そのレベルが技術中心になってしまっている現実に寂しい思い。そこから間違いなく進化急変出来る葬儀に於ける司会の本義を学ぶべきだと伝えたい。

 さて、NHKテレビのプロフェショナルという番組で「脳卒中」の患者に対するリハビリを指導するプロの仕事振りが放送されていた。

  モデルとなった実在の患者さんは61歳の方。言語障害や歩行困難などの大きな後遺症があり、退院しても家族の介助がなければ生活が無理という状況。退院を 前にして家族を病院に呼んで介助の体験や、また自宅での外泊体験を経て退院の日を迎えるのだが、私が実際に体験してきたものであり、その当時のことを自然 に思い浮かべてしまった。

 病院のリハビリルームで平行棒を使って行った歩行訓練や、やがて進んで階段の上り下りに挑戦したことも懐かし く、お手玉を3メートル先に置かれた箱の中に投げて入れる訓練では情けない体験もしていた。左手は全てはるかにオーバー。右手ははるか手前に着地した結果 に惨憺たる思いを感じたからだ。

 入院した次の日から始められたリハビリには、3人の女性の先生が担当くださり、毎日1時間ずつ3時間の辛い挑戦が続き、あまりの情けなさに挫折してしまいそうなこともあった。

 左半身は「温覚」と「痛覚」が麻痺。右半身は足も手も完全に麻痺という状態だったが、右半身に奇跡が起きたのは入院から2週間目のこと。枕元の机の上に置かれていたスプーンを無意識の中で手にしていたのである。

 そこへ来室されたリハビリの先生が「奇跡!」と驚かれ、友人がデパートで買って来てくれていたエッグ型のボールを握る訓練を始めた。

 今では奇跡的に歩くことが出来る。嚥下障害で食べることが出来なかったこともクリア出来た。

 今日、ご本山で行われていたお葬式に参列したら、懐かしい人物に再会して「杖を手にしてどうしたの?」とお声を掛けられた。雅楽メンバーでもあられるお寺様で、大規模な葬儀の際に何度も打合せでお会いした方だった。

「この仕事に従事していたからそれで助かったのかも」と仰られたが、それは私自身も同じ考え。故に「生かされている」と手を合わせながら日々を過ごしている。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
携帯で下のQRコードをスキャンするか
 または
携帯に下のURLを直接入力します。
URL http://m.hitorigoto.net