2013-03-17
思い出したこと NO 3223
昨秋、全日空の国際線ビジネスクラスの機内食に、ある温泉旅館の料理長が創作したものがコラボレーションメニューとして導入されていたが、好評だったようで欧州便の到着前のアラカルトメニューとして再度導入されるそうである。
この旅館の朝食に出される厚焼き玉子は有名で、多くのファンがあると聞いている。
この旅館を利用した際に思い出す二つの出来事があった。ひとつは大浴場に入っていたら、中学生ぐらいの男の子が扉を開けて覗いている。すぐに出て行ったと思ったら、彼は女性の大浴場も覗いたそうで、入浴していた妻がびっくりしたと話していた。
その問題は他の宿泊客からクレームが出たようで、女将さんが各部屋を回って「申し訳ありません。中国から来られたご家族連れの方で」と謝罪していた。
もう一つは夕食の際に障子が「カタカタ」と3分置きぐらいに音がすることで、食事の世話を担当された仲居さんに尋ねてみたら、その地域に群発地震が続いているとのこと。その夜に安眠出来なかったことは言うまでもない。
それは、随分と前のことだが、当時の旅館のHPを開けてびっくりしたのが魚眼レンズを用いて撮影された映像で、各部屋の中を360度確認出来るようになっていたからだ。
一方で、ユニークな企画を発表したホテルが話題を呼んでいる。上州と言えば「空っ風」が名物で強風が吹くので知られているが、上越市の道の駅「うみすてら 名立」にある「ホテル光鱗」が、風速10メートルから15メートルで「500円の買い物券」、15メートルから20メートルなら「鯛わっぱ寿寿司や黒蜜ま んじゅう」、20メートルから25メートルなら「2000円割引」、25メートル以上なら「半額」を打ち出している。
近くの風力発電所の施設で午前11時から午後0時の平均風速を測定するそうだが、強風大嫌いという私には遠慮したい立地のホテルである。
「うみすてら」というネーミングを想像してみると「海星」となるだろう。ステラとはラテン語で星のことで、同じラテン語の「ホスピターレ」という言葉を思い出す。
「ホスピターレ」とは「ホテル」の語源となった言葉で、聖地を目指して旅をする人達が身を寄せる場所からそうなったもので、病院の「ホスピタル」や「おもてなし」を謳う「ホスピタリティ」にもつながるものである。
全日空の機内誌「翼の王国」3月号の中に「ANAカード」の広告があったが、そのキャッチコピーが面白く、ここに紹介しておこう。
「大人は恋をしてはいけませんか」「大人は我慢しなくてはいけませんか」「大人は遊んではいけませんか」「大人は夢をみてはいけませんか」「大人は言葉にしてはいけませんか」
私はANAのマイレージクラブメンバーとして登録しているが、「ANAカード」は持っていない。昨秋に北海道を旅行した際、千歳空港に迎えに来てくれた友 人がそのカードを有しており、空港内の「ANAショップ」で土産物を購入する際、彼がカードを見せただけで割引されたので驚いたが、来月末まで入会キャン ペーンを実施していると案内されていた。
結びに「幸せ列車」のコラムに神社と氏子の関係について書かれていた。氏子の意外な意味、それは? ご興味があれば上部の<HOME>からどうぞ。