2012-08-19

チラシ広告に感じたこと  NO 3019


 停電、断水となった大雨で孤立の集落にヘリコプターでオニギリを配給したら、それが原因で食中毒になった。

 栃木県で行われていた中学生のソフトボール大会で、同じ食品会社が作った弁当が原因で300名以上の食中毒が発生。

 現場に急ぐパトカー同士が衝突。また、事故の負傷で搬送されていた少年が救急車の衝突で死亡などと、「事実は小説より奇なり」の格言異常の出来事が全国で起きている。

  鼻出血から九州のホテルから病院へ運ばれる救急車が、交差点で間一髪というところで事故を免れた体験を持つと過去に書いたが、人の運命とは全く不明で、周 囲には危険がいっぱい潜んでいると考えるべきで、山の遭難、海や河川の事故などは、計画される前に最悪のストーリーまで想定するべきで、昨日の落雷による 被害者の発生の報道を聞きながら、その思いを一層強く抱いた。

 過日の号で「目が不自由に」と書いたが、それで心配してくれた友人がメールをくれたので書いておこう。現在、もう隻眼という状況でこの「独り言」を打ち込んでいる状態だが、辛うじて両眼失明という事態にはならないようなのでホッとしている。

 一時は何も見えなくなったら?と考えたこともあったが、その時に思ったことはそれでも先天的に目が不自由だった人から比べればはるかに幸せなこと。なぜなら海の色山の風景から野菜や果物の色を知っているからだ。

  体調に異変を感じ、救急車で運び込まれた際の医師と看護師さんの会話を耳にして<終わった!>と覚悟をしたが、そこから奇跡の復活を遂げることになり現在 に至っているが、嚥下で食べることが出来なかった症状も落ち着いて安堵しているし、味覚を失わなかったことは何より幸運であったと感謝している。

 周囲に同じ発病で苦しんでいる人達が多く、皆さんが私の後遺症を「軽い」と言われているが、外見よりも重い後遺症はいっぱいあり、出来るだけプラス思考で過ごすようにしている日々である。

  喫茶店に座っていると、新聞のチラシを見られた人物が私の席に来られた。それは同業者の広告チラシで会員割引を謳う内容だったが、そこに掲載されていた白 木祭壇の写真にびっくり。弊社では白木祭壇を一切用いていないからで、何度も使用することの出来る祭壇は20年以上も前に決別している。

 会員獲得という囲い込み戦略が潮流となっている葬祭業界だが、問題が多くて行政機関から改善を指摘された事件が今年にもあったので考えたいものである。

  弊社は、競合する同業他社から嫌われているのは当然のこと。社名から考えたら各社が低次元になってしまうし、全国の多くの同業者から研鑽要望がある知的所 有権を有するオリジナルサービスを発案してきた歴史や、かつて「日本一の葬儀司会者」という看板は、今、輝かしい歴史を有するアナウンサー出身の女性司会 者によって継承されている。

 喫茶店で前に座られた方が「こんな祭壇、シーンでは1回も見たことないな」と仰られたが、弊社はお一人ずつ花の種類をデザインを考えて祭壇を設営し、今後も絶対に白木祭壇を用いないと断言しておこう。

今日の写真は2000年に発表した祭壇の一枚から。当日の新聞のニュースやテレビで採り上げられ大きな話題を呼んだものである。
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