2011-12-15

日本一から  NO 2783


 女性司会者5名の茶会のひとときに参加。最も参考になるであろう過去の失敗談を織り込みながら、師走の中で有意義な時間を過ごした。

 それぞれを弊社の女性司会者が研修指導を行ってきたが、今やどこでも活躍出来るレベルに達し、後は本番研修の段階に至っている。

  ニュースを確認していたら、<そうなんだ!>とびっくりするランキングに目が留まった。それは、世界最大の旅行口コミサイトに於ける日本法人スリップアド バイザーが発表した「夜景のきれいなホテル」ランキングで、日本一になったのはJR大阪環状線「弁天町」駅前にあるホテル大阪ベイタワーで、200メート ル51階のレストランラウンジから見える夜景は本当に素晴らしく、一緒に行ったことのある全員が感嘆していたことも事実である。

 天気に 恵まれていれば、海側には神戸から淡路島、明石大橋まで見えるし、市内側を見れば大阪の見事な光景が目に飛び込んで来るが、これだけの夜景はこのホテルだ けのもので、利用者達の体感から投票され、結果として日本一となったのは<さもありなん>と思うところであった。

 このホテルには何度も宿泊したこともあるし、50階にあるスイートルームに入ったこともあるが、「野口五郎」さん、「つのだひろ」さん達のディナーショーにも参加したし、 琴奏者として名高い「伍芳」さんのコンサートが素晴らしかったことも懐かしいところだ。

  このホテルには特別な思いがある。「慈曲」という音楽CDを制作監修し「慈曲葬」を社会に発表した会場がこのホテルで、新聞の一面カラー記事に掲載された り、NHKのニュースやサテライトで特集されたこともあったし、その後、ホテル専属の式典総合プロデューサーとして就任していた歴史もあり、ホテルのパン フレットにある私の写真を偶然に見た友人が「何でお前が!」と驚いて電話を掛けてきた出来事もあった。

 歴代の総支配人や総副支配人とも交流があり、総料理長が引退された際の記念パーティーに出席したこともあるので郷愁一入というところである。

  51階まで時速に換算すると35キロという高速エレベーターの存在があるが、初めて利用された方々が何とも言えない揺れに不思議な表情を見せられていたの が印象に残っており、オープンした当時の名称から「アーバン」を削って現在になってからグレードアップしたようで、これからも日本一の夜景を大切にして欲 しいと願っている。

 そんなホテルの話題が出たところで、一流ホテルが「超一流」と称されるには面白い条件が秘められているので紹介を。

  駅に直結している利便性の高いホテルは「超一流」になることは不可能で、なぜならホテルを待ち合わせ場所として利用されてしまうからである。故に、食事や 披露宴などには不便だが、目的があって利用される方々に限られる方が、その存在感をアップさせることになって来る訳だ。

 少し距離があって時間を要するが、地下道で大阪駅に直結する「ホテル・リッツ・カールトン」は例外で、待ち合わせには不向きなように、敢えて廊下を入り組んだように設計され、フロント前の空間も信じられないほど狭くしていると言われている。

 大阪の夜の街として有名な北新地の中に、ある航空会社系のホテルが存在するが、そこのロビーは、新地で仕事をされるピアニストなどの溜まり場みたいになってしまう問題があり、上述の条件に相反する立地とも分析出来るだろう。

 このホテルのレストランには、かつて日本を代表する著名なシェフが存在され、ある時、ホテルの社長に招待されて彼の料理を相伴したことがあったが、その料理のレベルと内容の素晴らしさと共に、社長のナイフとフォーク使いの見事さには感服した思い出もある。

 明日から強烈な冷え込みという予報。お通夜や葬儀に参列される方々が大変だろうが、私は身体の癒しの時間を勧められて出掛けることに。戻ったら、また女性司会者の対応が待っている。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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