2009-04-10

休み明け?  NO 2390


 昨日の「独り言」は休載した。面会時間が過ぎた後で行った自主トレがハード過ぎたようで、腰から両足に掛けて凝り固まってしまったからである。

 そう思っていたら簡単ではなく大変な状態に。起床したら肩と首筋がキンキン。PTとOTの先生から「何をしました?」と確認されるほどで、今日のリハビリはマッサージのようになってしまった。

  一方で、昼食時、嚥下食からの脱出を目指して2回目のテストが行われたが、うまく進んだのに看護師さん達の意見で「今しばらく続行」ということになり 「ペースト」食を修行のように味わう日々となった。食事の光景を目にされたことのない看護師さん達、その意見が結論となるのに抵抗感もあるが、それだけ慎 重にと考え自己納得をすることにした。

 夕方、明日のリハビリ予定表が配られたが、土曜日ということから多くの先生方がお休みとなり11時15分のOTのみなのでホッとしていたら、携帯電話コーナーで談笑中に看護師さんから名前が呼ばれ、9時5分から急遽STが追加となったと告げられた。

 両方とも初めて対面する先生だが、果たしてどんな内容で進められるのかと心配な思いもあって、何やら疲れが倍化しそうである。

 昨日、隣室の患者さんが退院された。彼は私と同年生まれ、会計の精算が待たされている感に奥さんを交えてお話ししたが、この残酷な病気の再発だけはないようにとお見送りした。

  今日も知り合った患者さんの1人が退院された。彼は5ヶ月近くも入院されていたと知って驚いたが、リハビリが強過ぎたのか、肩の炎症で長引いたみたいで、 私のタオ療法の体験談に興味を抱かれたようで、友人に頼んで持参して貰った「タオ指圧」のパンフを渡しておいたら「必ず行きます」と仰って帰られたが、心 配なのは「タオ」の皆さんが私のことを憶えておられるかということで、紹介者が「?」では話しの辻褄が噛み合わなくなるからである。

 多 くの患者さん達と知り合いになった。来週に退院予定の人は兵庫県でも有名な中華料理店のシェフの方。身体には何の異常もなく記憶障害だけと伺ったが、それ が回復されて役復帰とは羨ましい限り。ちょっと遠方となるが「待ってるよ」と言われたので退院したら行ってみたいと思っている。

 そんな 彼との会話、「野菜だけの焼ソバ」「野菜だけの五目ソバ」「野菜だけの焼き飯」しか駄目と言ったら「任せなさい」と応えてくれるそうだし、私が「お好み焼 きのおいしい店は?」と訊いたら、大阪市内にある彼の自宅近所にある店を教えてくれたので是非行ってみようと楽しみにしている。

 それにしても病室は暑過ぎる。温度計がないので分からないが、昼にベッドの手摺り掛けた濡れタオルが夕方を待たずして乾くのだから普通じゃない筈。目がおかしくなって当たり前かもしれない。

 前述のように、周囲の方々が次々に退院される。同時に新しい患者さん達が入院される。この病気がいくらでも周囲にある恐ろしいことを再認識、訪問者の皆さんに「MRI検査を!」と申し上げるところである。

  結びに塾生のことに触れておこう。塾生の一人からが瀬戸内に在する島で行われた大規模な葬儀について「心構え」と「結果」についてのメールが届いた。参列 者数からすると島民の大人の大半が揃われたことになるが、フェリーで渡るという大変な労力を考えると大阪などでは考えられない苦労があると想像した。

 一方、ある塾生から聞いた話だが、定期船のない瀬戸内の島での葬儀司会の依頼があった時、わざわざ迎えと送りの船が準備されるそうで驚いたが、それは、彼女の評価が高くて歓迎されているからだろうと思っている。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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