2009-01-15

今日の?から  NO 2346


 朝方の気温は低かった。起床してから部屋のガス・ストーブに点火したが、室内温度が10度以上になるのに6分もの時間が流れた。

 喫茶店でモーニングタイム、数紙の新聞を読んでから西館に行き、女性司会者の担当する葬儀を安心しながら見守ったが、ご弔電が多かったので捲って手渡す役だけ手伝った。

 やがて定刻でご出棺、地域の役員さんや葬儀委員の皆様を見送っていたら、本館で行われる午後の葬儀の担当者がやってきた。

「こ れ、資料です。ナレーションの創作をお願いします」と言われて受け取ったが、内容を確認すると2分程度のものしか不可能で、ご導師が初対面ということも考 慮し「宗教」と「命」をテーマに組み入れた4分バージョンで創作、メール送信で先に式場入りしていた女性司会者に渡してもらった。

 真言宗らしい厳粛な葬儀、静かな時間の流れの中、彼女のナレーションが見事にマッチ、接待担当の女性スタッフが「素晴らしい!」と感動していた。

 暗くなってから遠方で行われる知人の御通夜に向かったが、敢えて運動のために車を使わず電車を乗り継いで行った。

 所謂「互助会」の葬祭会館が式場だったが、交流関係が広くてかなりの弔問者があり1階のロビーが大混雑という状況だった。

 式場のスタッフから受付カードを手渡され、住所、氏名、電話などを書き込んだが、持参した香典の額を書き込んでという発言にびっくり。言われた通りにして関係受付に香典と共に差し出したら何やら書き込んだカードをくれ、それを引換所に持参するように言われた。

 もうお分かりだろうが、これが「その場返し」と言われる横着な香典返しで、持参した金額に応じて決められた品物を渡されるのである。

 式場内に知人の同業者がおり、彼は「これ、互助会の売り上げビジネスに協力させられているみたいだな」との感想が。私の考えは、これほど失礼で横着な形式は日本の葬祭文化を根底から覆した愚考だと結論している。

 やがて、定刻。弊社のように男性と女性の司会で進行が始まったが、どちらも下手ではないが言葉をつなぐ「間」の取り過ぎが耳障り、どうしてもっとスムーズに喋らないのかと思ったが、それらはどうやら独特の意識付けから生じている葬儀司会者に多いパターンであった。

  違和感を抱いた言葉に「葬儀委員長」と「副葬儀委員長」という使い分けがあった。「外務大臣」と「副外務大臣」「外務副大臣」からすると「葬儀副委員長」 が一般的だろう。どちらにしても通じる言葉ではあるが、それぞれのお方に声を書ける場合に「委員長様」「副委員長様」と発する方が自然だろう。

  駅から歩いて式場を探す立場の体験もしたし、一弔問者の立場から様々なことに気付くこともあって勉強になり、何事も体験に勝るのものなしということになる だろうが、お2人の司会者さんに、もっと高度なレベルを目指して勉強されるお気持ちがあれば「どうぞご遠慮なくいらっしゃい」と書いておこう。

 明日は、出張。遠方に行く。ノーマルタイヤでは危険性があるので列車を使う。天気予報を確認したら猛烈な冷え込みのよう。風邪対策用の薬の持参を忘れないようにしよう。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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