2008-12-17

経済不安の中で  NO 2328


 前号は誤字脱字のオンパレード、これも生きた証しの歴史として恥を晒すことになる。

 今、銭湯から戻って打ち込んでいるが、今日も脱衣場で真向かいの医院の先生とばったり。もう90パーセントぐらいに回復したようで嘘みたいに楽になった。

 心配していた「偲ぶ会」も問題なく終えたようで安堵したが、お通夜、ご葬儀とスタッフ達も大変のよう。予想外の弔問者のご人数にご遺族も驚かれたそうだが、担当するプロは、いつも<もしも!>という前提にあって対処を考えておく必要があるだろう。

 スタッフから電話が。私と交流のある人物のご訃報だった。今春に奥様のご葬儀を担当申し上げたが、その際のナレーション取材にあってご遺族から「すべて社長に任せておくから」ということでシナリオづくりで苦労をした裏話があった。

 今度は、ご主人のご葬儀。ナレーションについては女性司会者に任せる予定で、コミュニケーションを最優先して取材につながって欲しいと願っている。

 さて、この数日、知人達から冠婚葬祭互助会「セレマ」についての質問が多い。一週間ほど前に解約金問題で集団提訴されたという新聞記事が発端だろうが、想像以上に大きな問題に発展しそうである。

 入会契約してから解約となれば幾らかの手数料は常識だろうが、それが高額で中には戻らないケースがあって提訴に至ったようである。

 今日のテレビ番組に興味深いクイズがあり、払い込みされているエステと英会話学校などの解約には返金手数料の限度が法的に定められており、前者は2万円、後者は5万円で、それ以上の手数料取得は法律違反となるわけだ。

 テレビや新聞の広告業界に伝わる面白い話を聞いた。急にCMが増えた会社は経営状態を疑えということで、最近に目立つ保険会社と冠婚葬祭会社のCMが気になっている。

  経済に強い日経の番組に登場するコメンテーター達、それぞれが一流の証券会社の専門分野にいる人だが、その会社がアメリカの証券会社への投資や詐欺ファン ドに多額の投資をしていたとは恥ずかしい話しではないか。我が国の大銀行が高額な投資をしたというニュースもあったが、「判断ミスでした」ということのな いように願っている。

 全国各地で発生している内定取り消しや派遣契約社員の解雇問題、世界的な経済危機に陥っていることは理解出来るが、人を「者」ではなく「物」としか考えていないような大企業の姿勢には誰もが抵抗感を抱かれておられるだろう。

 前にも書いたが、松下幸之助氏が「弊社は『人』をつくっています。ついでに電化製品をつくっています」と仰られた逸話を各社のトップに再認識させたいものである。
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