2008-11-24

危機対策を!  NO 2318


 いつもの銭湯「南生野温泉」へ行ってきた。新型インフルエンザのことが気になるが、間違いなくインフルエンザ菌は湿度に弱い筈。そんなところから、ここのスチーム・バスや源ヶ橋温泉にある湿式サウナを重宝している。

 温めのヨモギ風呂に入りながら考えたのは42年前の11月23日のこと、暁方の名神高速道路で、居眠り運転から放置されていた故障車に90キロぐらいのスピードで激突、奇跡的に助かった出来事だった。

 あの時にこの世を去っていたらこんな「独り言」で恥を掻いていないわけだが、神仏に与えられた命の不思議に手を合わせながら3人の孫のことも思い出していた。

 この「独り言」を始めたのは2002年だが、その年の11月25日号(N〇 266)には「七五三」とのタイトルで初孫のことを書いていた。

 3歳で着飾って連れて行った神社や写真館でヤンチャのし放題、それからしばらくしてアメリカに在住し、2年間ほど寂しい思いをしたのだが、そのアメリカで誕生した2人目の孫が3歳を迎え、同じ神社に参詣した日となった。

 今回は残念にも行けなかったが、電話の際に必ず「チョコボールをいっぱい持って来てね」と言うのが口癖みたいで、数日前に送っておいた。

 上述の事故の結果では、そんな孫達が誕生存在することもなかったのだが、命の伝達が成された、いや「生された」幸運の事実に感謝の合掌をする日でもある。

 晩秋から急変して初冬のようになった数日前だが、12月を前に様々な団体から忘年会のお誘いが入りカレンダーの予定表を埋めつつあるこの頃だ。

  今冬、何より気をつけなければならないのは冒頭のインフルエンザの問題で、連休明けに予約してあるワクチン接種を受けるが、弊社のスタッフ全員に受けさす ことも重要案件であるし、多くの参列者が集われる弊社の本館や西館での「湿度アップ」作戦も考慮しなければならないだろう。

 NHKのニュース特集での最悪シナリオによると、国民の半数が罹患し、60万人以上の死者なんて恐ろしい想定があったが、災害時のように、水や食料の「備蓄を」とまで報じていたので恐ろしいことだ。

  製造業、流通産業などから交通までの機能停止が予測され、全ての企業が危機対策を真剣に考えなければならない非常事態のようだが、我々葬祭業には特別な社 会責務が負荷される筈、その全うには罹患しないことが基本となると考え、菌に打ち勝つ体力を整えるようにしたいものである。
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