2008-09-19

襲来を前に  NO 2272


 友人夫妻が身内の見舞いに実家のある九州へ行っている。出発の数日前から今回襲来の台風への心配があったが、どうやら最悪のタイミングとなってしまったようだ。

  復路の飛行機が欠航となれば、在来線の特急列車から新幹線に乗り継いで帰阪しなければならず、時間的なロス、また「早割り」チケットも無駄になり、予定外 の出費ともなって得することはない。飛行機とは天候に左右されやすく、予定を大きく変更されてしまうことも多いが、その事情が台風など自然となればどうに もならない。

 先日、全日空があちこちの空港窓口でのオンラインシステムに不備が発生、欠航や遅延で多くの搭乗予定者に被害が及んだが、その原因がサーバー機能の期限切れだという調査結果に唖然、<本当に大丈夫!?>という心情になった。

 冒頭の友人のように見舞いもあろうがが、冠婚葬祭や緊急の仕事で出張という人達の予定が狂わされるとは迷惑な話。交通機関の公共性についての重大な責務について再認識して欲しいものである。

 喫茶店で読んだ最新号の「サンデー毎日」に「佐高 信」氏が橋下大阪府知事を扱き下ろす記述が掲載されていたが、厳しい指摘だと思いながらも同感を抱く部分も少なくなかった。

 そんな我が大阪府知事の言葉遣いについて提起をしたい。それは、「僕は」という発言で、少なくとも「私は」に替えて欲しいと願っている。

一 方の平松大阪市長のイントネーションにも説得力が欠けると指摘をしたい。彼はバリバリのアナウンサーだった歴史もあるのに敢えて「大阪弁」を意図的なニュ アンスで喋るような感じがしており、それは、彼と同じ世界でアナウンサーの仕事をしていた弊社の女性司会者も同意見だった。

 総裁選も 「ごっこ」に見えるお粗末な感じ。閣僚や大臣の立場にある人達の失言や不適切な言葉が多過ぎる。事故米についての官僚の答弁なんて腹立たしい限り出し、企 業利益のために消費者の危険性を無視した経営者達の悪巧みには呆れるばかり。ミルク事件で騒がしい隣国中国と同レベルと言われたらあまりにも悲しいではな いか。我が国のい誇りと伝統である「恥の文化」が辞書から消えてしまったのだろうかと思えてくる。 

 歴史に残る松下幸之助氏の「松下は人を創っている。一方で電化製品も製造している」というようなご発言をされたお言葉が懐かしく、そんな影響から私が抱いた「経営者と葬儀社に携わる者は、宗教者たれ」という理念だけは継承していきたいと考えている。

 日付が変わり、今日の昼頃から台風の影響がありそうだ。被災者や被害者の出ないように手を合わす。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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