2008-09-16

敬老の日  NO 2269


 お通夜や葬儀、何かの事情でお寺様が遅れて来られることもあるだろう。また、急病や交通事故に遭遇されることもあるかもしれない。そんな際、担当責任者や司会者がどのように対応するべきかという危機管理も考えておきたいもの。

  一方で、司会を担当するスタッフに上述の問題が発生する危険性もある筈。「実は、司会者が・・」なんて事情説明で大切な儀式がぐちゃぐちゃになるなんて絶 対に許されないことだろうし、式場があちこちでも、いつでも代理可能なスタッフをそれぞれに配置しておきたいものである。

 今日のお通夜の担当は、映画「おくりびと」を観てきたという弊社の女性司会者。彼女が「今夜は特別な思いで」というような感想を語ってくれた。

 敬老の日、関東大震災の年にご誕生された女性のお通夜。6年前にご伴侶を送られた同じ式場で行われたが、明日の天候が心配だ。

  日付が変わって一昨日になるが、アポがあって大阪の大学に通う女学生が来社、来年の卒業を前に就職活動に邁進ということだったが、実家が九州の彼女、過去 に亡くなられたお爺ちゃんの話しをすると同時に涙ぐみ、それを後方で感じた新人女性スタッフがティッシュのボックスをさりげなくテーブルに持ってきてくれ た。

 どちらも感性豊なハートの持ち主、そんな光景を目に心が和んだひとときでもあった。

 何より私が羨ましいと思ったのは、孫娘にそんな思い出を与えることが出来たお爺ちゃんの存在。出来たら私もそうありたいと心から感じたからである。

 彼女は、そのお爺ちゃんの葬儀で我々葬儀社の存在の重要性を理解されたそうだが、「おくりびと」の映画にも興味を抱かれていたようで、弊社が特別に関係している割引入場券についての説明をしておいた。

  彼女は、その日に幸運な出会いがあった。娘さんとご一緒に来社されておられた「サンサンてるよ」さんと初対面。落語作家でもある「サンサン」さんは、専門 学校の公務員試験の講師でもあられ、しばし「源氏物語」について交わされた高尚な会話は、必ずや今後の就職活動にプラスとなると確信している。

 そうそう、その「サンサン」さんの娘さんのことだが、今月に行われる中、高等学校の文化祭に関し、先輩を送る企画の相談を受けていたのだが、アドバイスをしたことが役立ってくれることを願っている。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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