2008-06-21

問題提起?  NO 2230 


 銭湯の最終客、女将さんと妹さんと3人で会話。京都のタオ指圧にご興味を抱かれ、治療を受けてみたいようなお言葉が。そこで銭湯の定休日にでも行かれたらとお勧めしてきた。

 前号で書いた入浴剤だが、「柚子」という袋を破って我が家の浴槽に入れたら<!?>という感じ。粒が沈んだり水面に浮かんだりして何かおかしい。そこでゴミ箱に捨てた袋を取り出して読んだら予想もしなかったことが。それは、お茶パックのようにそのまま入れるものだった。

 勝手な思い込みから笑い話みたいな出来事に。最近、どうも滑稽なことをやらかすパーセンテージが高くなったようで少しショックを感じている。

さて、過去に法務大臣を務められた宗教者がおられた。宗教者として死刑執行を命じることのなかった人物だが、随分昔、その方が導師を務められた葬儀を担当したことがある。

 開式前の打ち合わせにも何かおかしな感じで噛み合わず、<!?>と感じながら式が始まったら、脇導師の方が横から何回かアドバイスをされる光景にびっくり。そこで理解したのは一般的な葬儀の導師を担当されたご経験が少ないということだった。

  今日の新聞の記事、そのご宗派が死刑に関する問題提起を発表されていた。安易に執行するべきではないというお考えだが、その前に宗派として事件を起こさな い社会を構築する行動こそが大切では?と疑問を抱くと同時に、被害者となった方々のお通夜や葬儀にあって、宗教者とされてどのようにあるべきかが問われる のではと思ってしまった。

 全国の葬儀司会者達からの疑問がメールで寄せられてくるが、その中にお通夜のご法話で大変なことになったという出来事も少なくなく、少なくとも個人(故人)情報をしっかりと把握いただきたいと願ってしまう。

  若い人が自殺された不幸なお通夜、そこで導師がそんなことをご存じなく「自殺が多いようですが最悪、地獄に落ちますよ」と仰ったのだからそれこそ最悪。次 の日にお寺を変えられたという事件も地方であったが、二重の悲しみに苦しまれたご遺族のことを考えるとあまりにも気の毒ではないか。

 宗教者は「人を幸せにする究極のサービス業」という自覚も大切なような気がするし、少なくとも「不幸な人を少しでも不幸でないようにしていただきたい」もの。逆鱗に触れる問題提起だろうが、今日の記事にそんな思いを抱くことになった。

 そんな中、お通夜の式場を覗いた。「ご法話は、あるの?」と担当責任者に確認したら、「ご法話の他に尺八も」と聞いたので<!?>。事務所で時間を確認しながら<ぼちぼちご読経を終えられる頃>と式場に上がったら、ご導師がご持参されていた尺八で献奏のひとときが。

私は尺八のことは分からないが、普通のレベルではないことだけは確か。それを終えられてからご法話があった。

 弊社には若いスタッフが多いが、果たして「虚無僧」という言葉を知っているのだろうかと興味を抱き、明日に確認してみようと思っている。
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