2008-06-10

時が戻れば!  NO 2220


 何処へ行っても秋葉原事件の話題が。「信じられない!」「理解出来ない!」「気の毒な!」などの言葉が飛び交っていたが、そんな中の「死にたかったら独りで死んだらよいのに!」という自身に置き換える被害者の皆さんの存在に涙を誘っていた。

 それらは、お通夜や葬儀の式場でも同じで、受付や待合のロビーでも耳にした。

 新聞に「奇しくも池田小学校事件の日に」という記事があったり、通り魔事件としては池田小学校事件に続く被害者人数という表記もあったが、何か強い抵抗感を抱いてしまうマスメディアの姿勢だった。

 また、スポーツ新聞の記事には、現場の近くで様々なイベントが開催されており、水着発表会もあったそうだが、
中止されることなく決行されたとあり、せめて「黙祷」ぐらいは行ったのだろうかと疑問を抱いた。

 こんな事件は愚かな人達の心を刺激することになり、新たな事件の発生がないように祈るばかりだが、2chの掲示板に犯行予告があったという事実にも寒々とした社会の裏面を知った思いである。

 ニュースの映像を観ながら現場で手を合わされる方々の姿に救われたが、多くの人達の思いは「時間を巻き戻すことが出来たなら」に尽き、あまりにも理不尽な事件に強い憤りを感じられたものだろう。

「佛」という文字の「弗」は否定文字だそうで、沸騰の「沸」は「水でない」ということになるが、「佛」ならば「人でなし」ともなるのだが、今回の犯人の「人でなし」は「佛」ではなく「獣」ということになるだろう。

  さて、自宅のチャイムが鳴って玄関に、近くの奥さんがデパートへ行かれたそうで、ドンクのパンと私の大好物である茶色の「水飴」をプレゼントくださり恐 縮、「繁華街は、怖いですね!」と仰っていたことからも、当分は誰もがそんな被害者になりたくない思いで行動されると想像する。

 一方 で、弊社の女性司会者がお客様達から感謝のお言葉を頂戴し、導師を務められたお寺さんからも「あんなナレーションは初めてだ」と褒められたそうで嬉しい思 いが。アナウンサーとしての高度なトーク技術に「やさしさ」が加わったことも評価されたみたいだが、そのシナリオの構成度の高さが皆さんに歓迎されたよう に思っている。

 司会者とは「究極のサービス業」との意識を理解し、グローバルな観点から情報取材を行い、「そうそう!」「そうだったよ ね!」「そうだったの!」という思いが式場に生まれたら誠に結構なこと。そんな伝達サービスの今後にますます「やさしさ」度がアップするように期待してい る。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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