2008-05-19

大嫌いな台風が  NO 2207


 昨日、弊社で行われたある団体の総会懇親会でミキサーを担当したが、斜めに座ってご挨拶をされる方々のために微調整をしていたら<やばい!>と思った瞬間に腰痛が。今、銭湯の電気風呂で温まってきたら少し楽になった。

 こんな「独り言」と題するつまらないことをしたためているが、地震の被害者となってブログの更新が止まった人達が随分と存在することに衝撃が。このように打ち込むことの出来る「生きた証し」の幸運に改めて手を合わせよう。

 さて、銭湯の中で顔馴染みの常連さんから質問があった。奥さんのお父さんのお葬式で遠方の実家に行かれたそうだが、取引先から届いた弔電に「岳父」という言葉があったが、母なら「岳母」と呼ぶのかということだった。

 岳父は一般的に知られる言葉だが「岳母」の方は昔はなかったみたいで、最近になって掲載する辞書も出てきたようである。

  この他に「丈母」という呼称もあるし「外父」や「外母」というのもあるが、「婦人会」が「女性会」と変更されたのも数年前。随分と昔に男女平等となった我 が国だが、男社会の歴史の名残りがあるのも事実。「義父」や「義母」という言葉が夫側を中心にした立場から使用されている背景もあり、妻側から夫の父母に 対しては抵抗感を抱かれる方も少なくないようだ。

 いやはや日本語とは難しいもの。尊敬語、謙譲語、丁寧語なんて考えてみたら血圧が上昇して頭痛がするほどややこしく、「最近では」なんて言葉で社会通念が変更された言葉も出てきている。

 我々の仕事でも接頭語という問題が悩みの種。「お米」を炊いたら「ご飯」になるように、「お」と「ご」の使い分けが込み入っているよう。

私は「ご焼香」と発するが「お焼香」と言う司会者も多い。過日、弊社の女性司会者にこの問題について質問をしてみた。彼女はかなり高レベルな元アナウンサー。即座に「続く漢語が音読みであれば『ご』を。訓読みであれば『お』を」と返ってきた。

 全国に点在する多くの司会者さん達との交流があるが、来社されてレッスンをする場合に興味を抱く問題でもあり、「お導師」「ご導師」も出てくるし「御導師」を「おん導師」と発するケースもある。

 これらは声質やイントネーションによって「重い・軽い」の差が生じるのも確か。厳粛に感じられるイメージを大切にしながら、自分の持つ雰囲気に合った言葉を選択したいものだ。

 葬儀にあって敬語の使い方は混乱するのは当たり前。「御尊父様」「御母堂様」なんて驚く重複の事実があるからだが、これを「お尊父様」「お母堂様」と言わない筈。

 葬儀は「非日常的」な世界。そこで日頃に使用される筈のないそんな言葉が飛び交っているのかも?

 朝から九州へ向かうが、天気予報を確かめたら台風が接近中。講演の時間帯に大きな影響を受けそうな状況で心配するが、サイクロンの甚大な被害に遭ったミャンマーの気の毒でならない人達にも手を合わせよう。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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