2008-05-14

春の嵐  NO 2203


 台風が通過して行ったが、暗くなってからずっと雷鳴が聞こえ、段々と大きくなってきており窓ガラスがビリビリと響いて恐ろしい感じ、日付が変わってから雨も強く降り出してきた。

 テレビのテロップに警報や注意報が次々に出るが、徳島県に竜巻の注意報が発令されたことを知ってびっくり。天気予報には淡路島や大阪湾辺りに落雷マークがいっぱい出ていた。

 中国の地震のニュースは衝撃の世界。不謹慎なことだが「地震、雷、火事、オヤジ」という言葉を思い出しながら、改めて自然の猛威に考えさせられた。

  被災地では雨風が強くなっているそう。そんな中、家を失った人達のことを想像すると心が痛むが、地震研究の専門家の解説で「阪神淡路大震災の十数倍のパ ワー」という言葉に驚き、予想もしなかった人数の被害者があるようで2,000回以上も発生しているという余震だけでも落ち着いて欲しいと手を合わす。

 木造建築が少なくレンガ造りで崩壊が多かったようだが、火災の映像がなかったことだけが救いだった。

 過去に耐震偽造問題が発覚し国会で証人喚問された事件もあったが、建築士や建設会社に従事する人達は、自分の家族が居住する立場になって担当するべきで、悪道の利益追求で他人の命を軽んじる罰当たりな連中は、それこそ「人でなし」と言うべきだろう。

 半月ほど前、地域の会館で我が町の総会が行われたが、その際に地震災害についての話題もあり、災害に詳しい人から「最低3日分の食料と水を備蓄するべき」というアドバイスがあった。

  さて、NHK「クローズアップ現代」で、家電製品を原因とする火災について採り上げていた。20年ぐらい使用している扇風機、テレビ、冷蔵庫などが部品や 配線が老化し、そこから発火してしまうケースが頻発しているそうで恐ろしい話し。大事に、大切にと使用してきたことが火災の原因となるとは災難ではない か。日常生活の中で使用している電化製品のチェックも必要である。

 一方で、山陽新幹線のコンクリート橋脚の一部が落下、その量が500キログラムもあったというのも驚きだが、それを随分前に危険と把握しながら放置していた事実に恐怖を覚える。JR西日本さん、もっと危機感を抱くべきではと伝えたい。

  また、成田からシドニーへ飛び立った日本航空のジャンボ機が、1メートル四方の板のような物を千葉県内に落として行ったというニュースにもびっくり。果た して飛行に影響ないのだろうかと心配だが、どちらも人命に関わる業務にありながら、あまりにもチェック体制がお粗末過ぎるような気がする。

  ここまで書いたら、妻が「猫がいない」と降りてきた。洗面所や押入れなど考えられる場所を探しても見つからない。何より暖かい櫓コタツの中に入っていない ことがおかしい。ふと考えた原因が雷鳴。そこで<ひょっとしたら!>とソファーの下を確認したら奥の方にうずくまって震えていた。

 絨毯を敷いた床面から10センチもない隙間、こんなところへよくも入れたものだとびっくり。それだけ恐怖感で怯えていたのだろうと抱き締め、落ち着いたところでコタツの中へ入れてやった。

 雷鳴の中、猛烈な雨の音が聞こえて来る。1時間に100ミリ級の豪雨のよう。我が欠陥住宅の雨漏りが心配で、ちょっと睡眠不足になりそうだ。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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