2008-03-02

身体はひとつで  NO 2139


 先日、本社近くの居酒屋さんに寄ったら、近くの病院の看護師さんご夫妻がおられ、奥様が弊社ホールで行われた病院の研修イベントで戦争体験談の朗読をされたそうで、音響について「天使みたいな感じで気持ちよく喋ることが出来ました」との感想を伺った。

  また、当日の閉会時に予想外の雨が降り、弊社のスタッフ達が「傘をご遠慮なく」と100本ほど準備していたことに感動の言葉を頂戴して恐縮、そして、ご通 勤時に通られる本社前で、玄関ホールにいつも花が置かれていることをご覧になり、「花を愛するスタッフがいる会社」と思ってくださっていたことを知って嬉 しかった。

 さて、多くのご葬儀が重なってしまい、スタッフ達が走り回っている。帰宅したら数件のご依頼が増えており、もう、私の担当限界をはるかにオーバーしてしまって困っている。

  こんな際に恐ろしいのがミスの発生。特に気を付けたいのが「誰かがしているだろう」という「勝手な思い込み」ということ。先のイージス艦事故ではないが、 本社の管理スタッフが状況把握を徹底し、いつも<?>の心情を抱き、<IF>の思いを張り巡らし、事故の発生がないように対応して欲しいと願いながら手を 合わす。

 今日は、久し振りに寒さが和らいだ日。弊社の式場で行われたお通夜を担当申し上げたが、弔問者が多くてびっくり。一階がすべて満席になり、2階に60席ほどご用意する対応となった。

「昨日、テレビを観たよ」「あなた、昨日、テレビに出ていたわね」なんてお声がいっぱいあったが、何とも恥ずかしい思い。同時にテレビの影響の大きさを改めて実感した。

 頂戴していたメールに返信するのが大変な作業、別の葬儀の司会担当者に「故人情報」を送信する必要もあって時間に追われ、机に座っていると腰痛が段々とひどくなってきたので電気風呂が恋しいところ。

 そんな合間に送付されてきた他府県での葬儀の収録DVDを拝見した。確かに雰囲気という部分で司会の成長が感じられるが、ブツ、ブツと切られる言葉の「間」が気に掛かり、自然に流れているというアナウンスが出来ていないことが何より勿体なく感じた。

 速く喋っても速く聞こえないというテクニックも学ばなければならないし、時間を見つけて来阪されること謹んでお勧め申し上げる。

 昨夜、大池橋の方に出掛けていた帰路に、舎利寺の「お寿司の富士好」に寄ったら、ご主人や女将さんが偶然にテレビをご覧になられたそうで、若旦那のブログ「食から滅びる日本人」の中でも触れられていた。

  深夜、急に空腹感を感じ、寝つき悪いといけないと考え、葬儀式場シーン西館な真向かいにある居酒屋さんに入った。ママさんとは幼馴染みで、今は娘さんが担 当しているのだが、ここのうどんの「ダシ」が中々のもの。お通夜を過ごされるご遺族の方々に出前が出来るようなシステムを考えてと頼んだら、奥からママさ んが登場し、「過日は本当に有り難う」と丁重な御礼の言葉を頂戴した。

 彼女のご親戚がご逝去、その際に担当したスタッフ達のことをびっくりするほど褒めていただき恐縮。「あんなにゆっくり過ごせるなんて想像もしなかった」と仰っていた。

 お寿司などが多い「通夜振る舞い」だが、お酒やビールの後には熱い麺類が喜ばれるもの。地方から来られたご親戚の方々が、あの「うどん」や「そば」は美味しかったという思い出をお土産にお帰りいただくことも素晴らしいことではないか。 

 そんなやりとりの中、スタッフから電話が。昔から私と深い交流のある方のご訃報を聞き、何とか明日のお通夜を私が担当しようと伝えた。

 友引を外されたお客様もおられるが、週明けからは、ずっと大変ハードな仕事が強いられる。しかし、相手様のお立場から考えてみれば、それこそ一回限りの重要な儀式。「一期一会」の言葉を思い浮かべながら、就寝前の薬を服用してから銭湯へ行くことに。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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