2007-12-04

師走を迎えて  NO 2051


  ある宗教団体の教祖的存在であるトップの方の説法を拝聴した。多くの宗教の葬儀に携わる私だが、これまでに「管長」「猊下(げいか)」「法主」「座主」 「教主」「教祖」などと称される方々との名誉となる接見やご講義を拝聴したこともあったが、今回はトップと信者さん達との関係を客観的な立場で体感するこ とが出来、そんな機会をお与えくださった不思議で有意義な「えにし」に心から感謝の合掌を申し上げた。

 夜は、あるお寺で行われた檀家さん達の忘年会に参加。ゲストの落語家さんの「善哉公社」が今風の防衛省問題に絡めていたのが面白く、「そんなこと出来ません。餅は餅屋へ」「甘い汁は我々が吸い尽くしています」という「落ち」で会場が爆笑に包まれていた。

  この忘年会だが、かれこれ20年ぐらい参加している筈。いつも私の時間を与えてくださるので恐縮だが、今日は健康をテーマにお話し申し上げたら大変なこと に進展。中で紹介申し上げた「タオ療法」にご興味を抱かれた方があり、私の席に来られて「是非、紹介を」と仰る方が数名おられた。

 皆さ ん連れもって京都に行くことも難しいし、それぞれの都合の好い日程の予約をお願いすることも大変なよう。そこで突飛な発想だが休診日にお寺までお越し願 い、一時間ぐらいずつ施術をいただくことが出来ないのだろうかという考えが。近日中に知人を通じてお願いしてみようと思っている。

「私は、腰痛」「私は腕を痛めて困っているの」「パーキンソンで苦しんでいる妻に受けさせてやりたい」など、それぞれの方のご要望を伺うと何とかしてあげたいのが人情だが、来るまでしか行けない人があるのでご来阪という型破りなご無理が浮かんだのである。

 今日、学んだこと、それは心身の痛みに苦しんでおられる人達が多いこと。私がタオ治療に出会うまでに体験したように、次々に様々な病院の診療を受けている人も少なくない。そんな人達が私のような好結果につながれば何よりだと心から願ってしまう。

 夜、帰宅したら郵送物がいっぱいあった。中に高野山からの有り難いプレゼントがあり手を合わせ、一方の広島からの宅配便を開けると、ある宗教の特別音楽のCDが入っていた。

 宗教の本部に近い仲間達は、その宗教のことには特に詳しいもの。そんなところから無理をお願いするケースもあり、それらが私の勉強にあって有り難い「<財>料」となるのである。

 12月では考えられない好天に恵まれた今日だったが、夕方から風が強くなり、夜半からは冷え込みを感じている。

商店街のあちこちにクリスマス装飾が見られるが、いよいよ師走を迎え1ヶ月で新年だ。民営化された郵政が発想したフレーズ「郵便ではなく贈り物」という年賀状のシーズンだ。欠礼通知の葉書の確認もしなければならないが、改めて名簿を整理することに取り組むつもりだ。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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