2007-12-04

情けない話  NO 2050


 ニュースで観た悲しい葬儀の出棺の光景に手を合わせた。

犯 罪心理学の専門家によると、小さな罪を犯した人間が「捕まりたくない」という思いに駆られて大きな犯罪に進んでしまうことが多く、コンビニ強盗やタクシー 強盗で殺人行為にまで至るのはそのためと考えられるそうだが、それにしても幼い子供を殺傷するとは非人間的行為である。

 毎日服用する錠剤が減るのを見ながら、月日の流れの速さを感じる。2週間毎に医院に行き、そこで処方された薬を持ち帰ってくるが、あっという間に2週間が過ぎてしまう。
今日もそんな日。医院に行き、ついでに前から予約してあったインフルエンザの予防注射を左肩に受けてきた。

 初めて知ったことだが、予防注射の中身は毎年異なっているそうで、その年に流行する「菌」のタイプを予想して国の厚生関係で決定されている聞き、判断に誤りがないことを願ってしまう。

 今年の流行は凄まじいようで、テレビや新聞のニュースから予防接種を受ける人が多く、私の周囲だけでも30人ほどの人がすでに済ませている。

  第一次世界大戦が勃発後の1918年頃から世界で6億人もの患者が発症した「スペイン風邪」という恐ろしい歴史があるが、我が日本でも2300万人の患者 があり、38万人が亡くなったという事実に「インフルエンザ菌」に対する慎重な対処も重要で、菌に負けない体力を維持する日常生活も考えたいものだ。

 福島県沖、茨城県の水戸付近と、連続して震度4の地震が発生しているが、大地震の発生がないことを祈っている。

 この一年、ニュースで謝罪の光景をいっぱい観たが、今日の亀田選手と問題横綱の謝罪姿勢には滑稽さが漂い、我が国がずっと大切にしてきた筈の礼節という名の文化が崩壊しつつあることを再認識することになった。

 一方で薬害問題や年金問題で謝罪する官僚もお粗末のひとこと。国の中枢に恥の文化が消えている事実に寂しくて悲しい思い。暗い将来を悲観する人達がどんどん増えるような気がする。

 さて、交流のある多くの方からメールや手紙を頂戴するが、皆さんの素晴らしい文章力にはいつも感心し、返信が難しいので頭を悩ませている。

 それに比較して営業メールの低レベルに情けない思いが。名の通った企業なのにと驚くことも少なくなく、この人達が恋文を書いたらどんな文章にと興味を抱く。

  万葉集の時代にパソコンがあってメールが可能だったらどうだろう。文字文化とは離れるが、果たしてあんなに奥深い言葉の芸術が生まれただろうかと想像を膨 らませるし、過去のヨーロッパの偉大な作曲家達がパソコンで作曲が出来たらどんな曲が誕生していたんだろうかとも考える。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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