2007-11-05
移ろぐ日々に NO 2025
ドラマ番組の中での会話、「他人と過去は変えられないけど、自分と未来は変えられる」に「座布団1枚!」という思いを抱いたが、昨号で書いた「エントリー」の駄洒落に「座布団10枚!」というメールをくださった方もあってびっくり。
午後から着替えて式場に行き、司会を担当する女性スタッフに開式前の指導を。喪主さん達を伴って行うお寺様への挨拶の仕方だった。
ご導師は、格式のある禅宗のお寺様。眩しい「緋衣」がお似合いの素晴らしい人物。葬儀式終了後に「お久し振りです」とご挨拶。最近の葬儀の問題傾向に関して10分ほどお話しを。
自宅に戻って着替えていると会合に出掛けていた妻が戻ってきたが、友人の割烹の前を通ったら「丁度いいわ、これ、今?いできたから」と、五條の山で採れた柿をいっぱい貰ってきていた。
夜、その御礼に立ち寄ったら、「これも採ってきたのよ。今年は不作みたいだけど」と、立派な松茸を見せてくれ「土瓶蒸し」を用意してくれた。
キノコ類全滅で松茸もダメな私だが、季節の香りとして秋に1回だけ「土瓶蒸し」を彼の店で味わっているこれまでの歴史。中身は一切食さないが、大好きなこの短い秋の季節、酢橘の香りあふれる出汁だけで季節感を楽しんでいるのである。
「有り難う」と帰ろうとすると、「これ、お土産」と、出してくれたのが娘さんの嫁ぎ先で収穫された「新米」で、5キロぐらいを提げて帰宅したら「嬉しい」と妻が喜んでいた。
さて、数日前、日課で訪問するHPに著名人が残した名言が掲載されていた。
『男性とは、芸術でも技術でも、いい仕事をするには女性のこととか分かっていないとダメなんじゃないかな』・・本田宗一郎さん
『男というものは、いつもそうだが我が家から離れている時が一番陽気なものだ』・・シェークスピア
先人達の短い格言の中に見事に言い切る結論があり、<そうなんだ!>と感心しきりに歓心の日々。
人の死に携わる仕事に従事し、そこで感じた私なりの結論、「被害者になるな、加害者になるな!」という殺伐とした社会への提言は、あまりにも悲し過ぎる人の世の現実になりつつあるようで寂しく感じる秋のこの頃である。