2007-09-10

悲しみは、愛と命の尊さを教えてくれる  NO 1970


「単身を、つい独身と勘違い」なんて川柳があったが、妻が近所の人達と下北半島の「恐山」に旅行中、ずっと仕事に追われた毎日だった。

 朝食は、早めに喫茶店のモーニング・サービスで。そのまま本社から車で出発、阪神高速の高津入り口から豊中インターへ。そこから名神高速道路で目的地へ向かった。

 昨日に比べて車の流れがスムーズ、最寄りのインターを降りてからの幹線道路も嘘のように空いている。お陰で予想外に早く式場に到着出来た。

 現場の雰囲気を確認しながら持参したパソコンでナレーション原稿を打ち込む。それにしても猛烈な残暑、気温が33度を超えていて熱中症になるような感じが。接待担当スタッフに頼み、冷たいオシボリとお茶を側に置いて貰って作業をした。

 担当責任者から「お別れの時間を長く」との要望が、そこで10分ほど開式を早めることにしてご導師のご了解を得た。

 ご引導の後に「ご当山」様のご焼香を入れ、数百通のご弔電は3通のみ代読、続いて託されたコメントを入れたナレーションを。コメント部分は女性スタッフに担当させた。

 閉式後の喪主様の謝辞が涙を誘う。紹介を申し上げて後方に控えながら<どのようにフォローを?>と考えていたが、それらを必要としない内容だった。

 お別れの時間、「パパ!」と呼ぶ子供さん達の叫びが辛かった。会葬者の皆さんのお別れも多く、予定していた通り、かなりの時間を要することになった。

 やがてご導師にご先導を願ってご出棺、広い境内を走行する霊柩車を見送った途端に腰痛が。<これは、やばい!>とスタッフに後を任せて帰ってきたが、何やら食欲がなくて昼食を抜いた。

 日が沈む頃、自宅で静養していると電話があった。「すぐにお通夜の式場へ」と緊急出動の要請が。知らない内に数件が重なってしまい私の応援ということだったが、お寺様とのご仏縁からも私がベターという結果となったよう。

 そんなところから今日の2食目は午後9時過ぎ。腰痛を考慮し、すぐに銭湯で温めてきたが、温まり過ぎて逆上せ気味。エアコンの強風を受けていたら肩が痛み出して<しまった!>と後悔している。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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