2007-07-16

東西南北に合掌を  NO 1919"


 信じられないほど影響がなかった我が大阪、朝から雨も上がって少し青空も見えていた。

 それでも交通機関の混乱による影響が大変だったよう。欠航や新幹線の遅れだけはどうしようもない出遭いとなるだろう。

 夜、2ヶ月に1回という会合に出席をした。それぞれが夫婦でというのが原則だが、ご主人に先立たれた人が一人だけおり、奇数人数の席が準備されている。

 私が最も若い年齢だが、皆さんが矍鑠とされているので不思議な迫力が感じられる。

政治、音楽、趣味など、それぞれが好き勝手にお喋りする集まりだが、何かの薬を服用する年齢から、酒量に関しては皆が同伴者にコントロールされている。

 会話の中で「三丁目の夕日」が話題になった。私には少年時代だが皆さんには青春時代から結婚された年代。当時に流行していた曲や映画で盛り上がり、日頃の仕事であるナレーション創作に大きなヒントになる発見もあった。

「お 二人の出逢いは?」「初めてのデートは?」「印象に残っている曲は?」「観られた映画は?」「好きだった俳優は?」なんて質問を次々にしてみたら、<そう なのか!>と想像以上の思い出話を拝聴、夫婦という不思議な絆を改めて教えられた貴重な研鑽につながる内容に感謝をした。

 途中で誰かの携帯電話が鳴ったが、その着メロが何と「ポロネーズ」で、持ち主は音楽大学出身の奥さん。そこからテレビの映像に流れてくる名曲CDのCMの曲名クイズに進展、それぞれが音楽に造詣深いことを知り、何か嬉しくなったひとときとなった。

 料理はすべて会場を提供くださるご夫妻の手料理、デザートの前に出された「茶粥」が最高の味、その後の「ワラビ餅」とコーヒーにマッチしていたのでびっくり。その作り方を奥さん達が真剣に聞いていた。

やがてお開きの時間。「あんたの葬儀は、私が葬儀委員長をするから」という言葉が互いに飛び交う中、「社長は我々全員を送るまで元気で頼む」と命じられ、重い責務を感じながら帰宅。そのやりとりの光景を思い浮かべながらこの「独り言」を打っている。

 今日、生まれて初めてという冷凍日本酒を飲んだ。過日にご仏縁に結ばれる人物から頂戴したものだが、シャーベット状のもの小さな猪口で2杯飲んだら顔が真っ赤になり、その後はウーロン茶だけを飲むことに。

「アルコール分が凍って凝縮した部分を飲んだのでは?」という解説もあったが、久し振りにお酒を飲んだからだと思っている。

 美味しいものや珍しいものが宅配で次々に届く日々、恐縮しながらそのすべてに手を合わせているが、この「独り言」でも改めて「有り難うございます」と九拝合掌申し上げます。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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