2007-01-29

銭湯談議から  NO 1762


  道後温泉は3000年の歴史があるそうだが、何度か宿泊したことのあった今回の旅館は、昭和天皇が宿泊されたり庭を散策された歴史もあり、全国に知れ渡っ た名旅館。また、夏目漱石が松山の地に赴任した年の秋に宿泊、その時の旅館の名称が詠み込まれた俳句の存在もあり、正岡子規や高浜虚子などの文人達にもゆ かりある旅館だった。 

 行く前に、何かの本で読んで記憶に残っていたことがあった。それは、この道後温泉に彼の聖徳太子や歴代の天皇が 行幸された歴史があるということ。大化の改新の約60年前頃に高句麗の仏教者達を伴ってこの地を訪れたという風土記があるそうで、それまでとは異なる興味 を感じた道後入りだった。

 そんな由緒ある名湯に朝に一回だけしか入れなかったことが残念だったが、立ちっ放しの講演で腰痛が出なかったことは湯の効果と考えたい。

 そうそう、早朝に入った檜の大浴場だが、「泉質で滑ります」とあちこちに掲示されていたが、「滑ります」以上に危険が伴うほどつるつる。お年寄りならヘルメットを心配するぐらい滑る泉質、道後を訪れた方々の中で滑って転ばれた方が多いと想像した。

 さて、お湯の話ばかりだが、今、銭湯から帰宅してこの「独り言」を打っている。夜遅くに櫓コタツで寝転んでいた時、左足の指先を悪猫に咬まれた瞬間に「太もも」に異変が起きた。俗に言われる「攣った」兆候に驚いたのである。

 こんなこと、これまでになかったこと。そこで電気風呂に行ったわけだが、先に友人の割烹のオヤジが入っており、事情を話したら「歳や!」と笑われた。

 そこから互いに原因について「湯煙」談議。そんな中、彼の発言に<!>と思ったことがあった。車の長時間運転で、「オートマチック症候群」という彼の造語を教えてくれた。

運転中、何も目立った活用のない左足、アクセルを踏む右足の負担と逆作用が生じる減少だそうだが、少し歩いたら問題ないと聞いて安心した。

 二人が最終客となって体重測定、互いが「すこし太った」と反省を。「正月の餅が原因だ」と餅大好き人間の彼、夫婦揃って日課になっている散歩の距離が間違いなく長くなるだろうと思っている。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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