2006-08-29

讃美歌に包まれて  NO 1611


 スタッフから携帯電話に。知人から会社に電話があり、「今日の産経朝刊を見るようにとのことだった。喫茶店のモーニングタイムで8紙を読む日課、もうすでにそれが何かを理解し、よろしく伝えておいてと返した。

 産経の一面で「死」についてシリーズで採り上げられており、今日で3回目。死んでも生き返ると思っている小中学生がびっくりするほど存在し、生還体験のテレビ番組を観て信じるようになったという恐ろしい学生がいると教授が語っていた。

 今こそ「死の教育」が重要ということだが、そこに宗教が絡むとややこしくなり、もっと心を拡げて真剣に取り組まなければ社会危機を迎えると考えて欲しいもの。もう<最終段階では?>なんて思い始めたこの頃だ。

 さて、クリスチャンの葬儀が行われた教会へ行った。お2人の女性の信者さんが第一部「ミサ」の進行をご担当、第二部の「告別式」の部分をお手伝いしてきた。

 私は、讃美歌を歌うのが大好き。オルガン奏者さんの後方で配布された資料を目に、楽譜を見ながら歌ってきたが、進行担当の女性の独唱が素晴らしく、式場空間をオルガンの響きと相まって見事に調和、それこそ「神変」の世界を完成させたように感じた。

 司式を務められる神父さんのお説教で「E・キューブラ・ロス」著の内容に触れられ、過去に読んだことを思い出し、ちょっと僭越だったが関係の深い「デビッド・ケスラー」著の一文を少しだけコメント申し上げた。

原稿を見ることなく語っている光景を見られたからだろうか、ご出棺をお見送りした後「あなた、普通の葬儀屋さんじゃないわね」と会葬者の方から質問があって驚いたが、「変なオジサン」ならぬ「変な葬儀社です」とお返しを。

  広くて立派な教会の中、全員が着席可能で1時間半の葬儀だが、残念だったのは音響設備。それは道楽の域という私だからこその考えだが、コンクリート空間の 反響に伝達パワーのダウンが否めなく、素晴らしい神父さんのお言葉が<もったいない>と残念な思いを抱き、今後に担当することがあれば、出来るだけ弊社の 音響システムを持ち込みたいと願っている。

 昨夜に多くの弔問者があったと聞いたが、葬儀当日は少なくなるのが最近の傾向、ましてや月曜日ということからと思っていたら多勢の会葬者が。ご自宅近所の方々にご用意されたマイクロバス2台がいっぱいだった。

 ご遺族代表の謝辞も素晴らしかった。きっと故人が「有り難う」とお喜びになっておられるだろうと拝察する。

メモリアルボードに飾られたお写真のどれもがダンディで、皆さんが「男前!」と仰っていたのに同感し、<こんな写真を残しておかなければ!>とも考えた。

 スタッフ達が走り回っている。この暑さだから大変だが、安全運転だけは願っている。

 早朝からシナリオ草稿をしなければならないが、エアコンの冷えが原因みたいで朝から軽い頭痛を感じている。このところスケジュールに追われ整骨院に行っていない。明日の葬儀の合間を見つけて30分ほど治療を受けて来ようと考えている。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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