2006-04-24
怖がりなのです NO 1484
昨号で書いた「教えてください」に、多くのアドバイスのメールを頂戴し恐縮、ここで衷心より感謝の合掌を申し上げます。
医学的な薬剤から傷に最高という温泉の紹介までいただき幸せなこと、初めて知ったことがいっぱいあって勉強になった。
また、スーパー銭湯に詳しい方からの情報で、車で30分以内で行けるスーパー銭湯が10数ヶ所もあることにびっくり、一部をネットで調べてみたら凄い設備のあるところもあり興味を抱いた。
マッサージにエステは常識みたいで、若い女性をターゲットにしているような感じがするが、<流石に大阪!>というキャッチコピーも多かった。
臆病な性格の私、銭湯でシャンプーをしている時と理容店で顔を剃って貰っている時に「地震」のことを思い出すが、最近にあちこちで地震が発生しているので気持ちが悪い。
災害は忘れた頃にと言われるが、すぐにJRの大事故から一年目を迎える。ある専門家が「ヒューマン・エラーをなくすることが最も重要」と力説していたが、それはマンネリの中で生じ易い問題。それよりも根本的な「命」の教育を考えるべきと提起をしたい。
大切な家族が犠牲になった遺族が取材を受けていたが、悲しみの心の傷は癒えないと発言されていた。JR側の一部に早く示談を済ませ安全対策に取り組みたいという考えもあるようだが、それは加害者側のあまりにも勝手な姿勢で許されるものではないだろう。
鉄道、船舶、航空、運輸などの組織にあって、社長になりたくないという役員達が増えれば安全性が高まる筈。それが利用者側が安全の姿勢を測るバロメーターのような気もする。
もうすぐゴールデン・ウイークで大移動が始まるが、誰もが被害者になる危険性を秘めていることを知っておきたいもの。遊園地の乗り物ひとつにしても、ビス1本の金属疲労で事故につながることもある。
込み合ったデパートのエスカレーター、私はいつも力を入れて構えている。上から倒れてきたら下敷きなれば大変だから。そんな危険が全国の大きな駅にいっぱいあるのだ。
映画館や雑居ビルの火災も怖いもの。気が付けばどうにもならない情況に陥るかも知れない。いつも「if」を心に万が一のシナリオを考えて行動する必要があるだろう。
手術してから1ヶ月が過ぎたので正直に言うが、手術してからの一週間、ベッドで<地震と火災が起きないように!>と祈っていた。こんな傷で10階から逃げるなんて大変だし、私より症状の重い患者さん達がいっぱいおられたから。
そんな臆病な私、だからこそ覚悟を決めて手術を受けたのである。