2006-04-13
体験者の思い NO 1475
どうしても歩く姿が前屈み、年寄りみたいになって「どうしたの?」と声を掛けられていたが、散髪をしたらちょっと若くなったみたい。
現在、心身のリラックスで最高なのは銭湯のひととき、日に2回ぐらいは行きたい気持ち。
浅い湯船でのんびり過ごしていると「具合は、どうですか?」とのお声。いつもお世話になっている自宅前のお医者様だった。
先生の専門は循環器で、今回の私の病気を最初にエコーで確認された方。昨年の夏頃に手術を勧められていた経緯もあり、今回の手術決断を誰よりも「よかった」と喜んでくださっていた。
術後の様子について10分ほど私にとって貴重な会話、また「なるほど!」という新しい知識を教えていただいた。
手術前は「盲腸に毛の生えた程度の手術、安心しなさいよ」と仰っていたが、今は「大変な手術だったでしょう」に変化、「術後」に先生らしい「術語」を知ったような気もしている。
昨日のNHK「ためしてガッテン」で「脳動脈瘤」をテーマに取り上げていた。いつものように分かり易く解説が進められ、3人のゲストが「ガッテン」のボタンを押す訳だが、その後にそれぞれの意見が分かれていたことに興味を抱いた。
「検査は怖いけどやるべき。そこで見つかってから考える」
「検査はしたくない。検査をして見つかっても手術はしない」
「先ず検査、発見すれば手術」
確かそんな意見だったように思うが、VTRに登場した患者さん達の意見も分かれ、それぞれが複雑な悩みとして真剣に決断をされ、手術する人としない人の両者どちらも正しい選択のように思えた気がした。
腹部と脳との大きな違いはあるが、約一年間、病気をVIP的友人として身体の中に感じてきた私にとって、この番組は特別な思いで観た内容でもあった。
欧米人と日本人の分析結果に差異があるという大学教授の意見もあったが、脳の手術にも対照的な方法があることも紹介され、日々の食生活の重要性と高血圧の恐ろしさが印象深く伝わってきた。
今、健康の重要性に目覚め、健全な食生活を実践している私、禁煙したことによって味覚に大きな変化を感じるようになったが、これで食欲がアップすれば体質向上が期待出来ると信じている。
先月13日に入院、今日で丁度1ヶ月だが、よくぞ決断したと自分を褒めている。これで健康体になれば何よりで、生かされる期間に「欲」が生まれることにもつながるだろう。
先ずは、満60歳を迎えること。次に孫の中学入学式だ。出来たら孫の結婚から曾孫の誕生までとエスカレートするような欲があれば長生き出来るだろうが、「世にはばかる」立場はごめん蒙りたいので適当に。