2005-08-07
微睡む中で? NO 1234
夢とはイマジネーションとのつながりと何度か書いたが、過去の出来事、また<こうなって欲しい>と願う思いが織り交ざって構成されたストーリーが、睡眠という生活行動の中で表れてくるような気がしている。
久し振りに夢を見た。はっきりとしたストーリーは思い出せなかったが、今日の出勤前に自宅前の銭湯に行き、スチームバスの中でしばらくまどろむようなひとときを過ごし、夢の記憶を辿ろうとしていた。
物語は大阪から長野へ向かう列車内だった。名古屋から特急「信濃」」を利用したことが何度もあるが、夢の中では不思議なことに北陸線を走りながら長野へ向かっている。
車内に二胡の旋律が流れており横の席に一人の女性がいたが、それが誰だったかは思い出せず不明である。
自分の中に誰かプロデューサーが存在しており、私の心の引き出しを自由に開け、物語の脚本を創造している。<夢とはそんなものでは?>と思っているが、長 野、北陸、二胡、女性などキーワードとなりそうなことを考えてもさっぱりつながってこない不思議なストーリー。それは、ひょっとして将来に起きることを教 えてくれているのかもしれない。
ちょっと秘密を暴露するが、私がテレビを観ると家族に嫌がられる事実がある。観たいと思う番組はじっくり観るが、そうでない時はチャンネルを次々に変えて一挙に4つぐらいの番組を観るからである。
野球、ドラマ、ニュース、映画などを同じ時間帯にちょっとずつ観る。クライマックスの部分になればそのまま。CM時のチャンネル変更は瞬時。妻や子供達から「いい加減にしてよ!」と何度も叱られた思い出が懐かしいが今も続いている。
今、自宅で妻と2人だけの生活。2匹の猫が扶養家族になっているが、妻がハマっている番組があり、その時はチャンネル・チェンジが難しくなった。
NHKのBSの「チャングムの誓い」だが、数日前、舞台となった韓国で収録された特集番組を観た。放送当時に50パーセントを超える視聴率を記録したそうで、撮影のために造られたセットがテーマパークになって人気を呼んでいるそうだ。
この特集で興味を覚えたのが監督の描いたキャスティングと、ミュージック・プロデューサーが放映の日まで決まらなかったという主題曲の歌い手で、これまでに私が体験したことと似通っていると思いながら引き込まれた。
中国やタイなどでも大人気となったドラマだが、視聴者がハマってしまう脚本の面白さが際立ち、現代のテレビ人間的社会を見事に分析した仕掛けが大ヒットになったような気がする。
連続ドラマはどこかの号で手抜きがあるものだが、毎回に人の心の抑揚をマインドコントロールさせるような仕立てになっており、それが「冬ソナ」以上の人気となった要因だろう。
このドラマの中にも二胡の音色が使われていた。社内の玄関から廊下にも二胡の調べが流れている。そんな影響が夢の中にあったのだろうか?
今日は、音響設備に不具合が発生し、プロに来社願って調整いただいた。一部の配線をチェンジして正常となったようだが、彼らの夏のスケジュールを聞いて驚いた。<体力勝負!」というのが私の感想。
「地下30メートルでエアコンのない世界は暑いですよ。地下鉄の開通式のセッティングも大変ですし、あちこちの区民祭りの照明と音響なんて想像を絶しますよ。一箇所で20本のスピーカーを準備するのですから」
後ろ姿に「ご苦労様」と頭を下げてお見送り、そのままお通夜の式場に行って帰ってきた。