2005-04-08
花まつり NO 1120
昨日の「隠れ家」訪問者、帰路は順調に走行されたようで、午前一時半頃「無事、到着しました」とのメールが入って安堵した。
背の高いお二人、どちらも素晴らしい声の持ち主である司会者。シーンの音響で「気持ち良いです」とマイクを握っておられた。
弊社内で過ごされた約5時間、葬祭サービスから司会の哲学までサラッとお話し申し上げたが、「抜け駆け?」してきた塾生の一人である彼、きっと司会の重みがアップしただろうと期待する。
彼とは8年ぐらい前に東京で会っていた。確か私の6時間セミナーだったと思うが、講義が終わってから名刺交換の際に感じた「好青年」イメージの記憶が蘇り、懐かしい再会となった。
葬祭業界で多くの司会者向けセミナーが行われているが、その大半が主催者側のビジネス中心主義。徐々にステップアップという段階的表記で長期受講に進み、そこで教えられることは技術の手直しなど。
私の講義は、それらと根本的に180度異なる形式。次の日から葬儀そのものに対する姿勢が変わり、宗教者、ご遺影、ご遺族、参列者への伝達パワーが急変する。
こんな意識改革が出来れば技術アップは自分の力だけで急激に進歩する。そんな体験をされた方々が全国に存在し、それぞれの地で悲しみのお客様にやさしいハートで接しられている。
今日の夜はコンサートの司会だが、プリントのコピーを取りに入った事務所内、置かれていたお客様の資料にびっくり。明後日のご葬儀、ご当家の「姓」が私と同じである。
親戚関係ではないが、何か特別な「ご仏縁」を感じ、私が司会を担当することになるだろう。
夕方から、西川慶さんと長野昭子さんをお迎えして音合わせ。彼女が手にされるヴァイオリンは180年の歴史があるそう。高校時代に日本一になり、日本の大学とイタリアの
大学を卒業されてプロ活動。その音色は、やはり本物の音楽だった。
私の好きなテレビ番組があった。西村由紀江さんの「日曜はピアノ気分」だが、長野さんはレギュラー奏者でもあった。弊社の「シーン」で、その素晴らしい音楽が拝聴できるとは予想もしなかったこと。
そんなことから西川さんの歌もギターもパワーを感じた。賑やかな曲「花祭り」も盛り上がり、あっという間に過ぎてしまった至福の時間、お帰りのお客様に大好評だった。
「こんなところで上質な音楽が聴けるとは思わなかった」そう言われたのは初めて来館くださった方。「これから全部来るからね」と嬉しいお言葉。まだ発売されていないチケットまでご予約を。
帰宅の途中で知人達と会社近くで寄り道。お好み焼きをご馳走になった。帰り際、そこのママさんが会社前のマンションに住んでおられることを教えられ、「イベント案内のポスターを貼りますよ」とおっしゃってくださった。
あちこちでコンサートの話題が盛り上がっているとのこと。でも「本当に葬儀社?」という声もあり、やはり「変なオジサン」と思われているみたい?