2005-03-31
号 外 NO 47 勉強になりました。
今日、私達スタッフが体験したドラマを書かせていただきます。
北海道のメンバー様からのメール、そこには「偲ぶ会」のナレーションの原稿と音楽が入っていました。ナレーターを指名された女性スタッフ本人は固まりましたが、社長に呼ばれ「名誉なこと。頑張れ」と命じられました。
先天性の病気で亡くなられた14歳の女の子の一周忌。ご法要の後でメンバー会社のスタッフの皆さんが心を一つにして、何かをプレゼントして差し上げたい思 いで考えられた「偲ぶ会」のプロデュース。そこには弊社社長の言葉に出てくる「愛」と「癒し」を感じる世界がいっぱいありました。
ここでは、そ の一部しか書けませんが、中学校時代の運動会で担任の先生に肩車されてゴールする映像などで「生きていることの輝き」を表現されること。校長先生にお願い して卒業証書を贈っていただくこと。仲良くされていたお友達に式次第をお手伝いいただくことなど、生前に関係あった皆さんのご協力を見事にキャスティング され、あふれる善意で包まれる感じがいたしました。
弊社スタッフが担当するナレーター部分は、お母様が託されたお手紙の代読。それは非常に難しいバージョンで、ただ吹き込むだけで済むような内容ではありません。
皮肉なことに特殊機材に詳しいスタッフが今日は二人とも休日。今晩充分に練習をして明日に「隠れ家」で吹き込むことにしていましたが、そんな事情を社長に報告しますと叱責されました。
「求められたら最大限の努力をするべき。そこには相手側の状況を考慮する姿勢が大切。保険が掛けられていないということはどういうことだ!」
「もしも明日にうまく送信できなかったらどうするか?」と指摘され、「今日は確実に録音が可能であるビデオ収録を行い、明日の航空便で託送すればひょっとして間に合うのでは?それが保険と言う意味だ」と説教をされました。
メンバー会社の社長様やスタッフ皆さんの思い、そして何より悲しい死を迎えられた彼女やご家族のことを考えると、そこに関わる「えにし」を頂戴しながら勝手な思い込みをしてしまった自分に反省をした出来事でした。
そこで不思議なことに神様からプレゼントされたような閃きがあったのです。「隠れ家」でのビデオ以上に高音質で録音する方法。思いついたのが弊社「シーン」2階の音響システムの活用でした。社長と何度も配線をつなぎ直してカセットテープに収録する方法を見つけました。
そして収録、1回のNGで成功。テープを確認してみますとOKが出ました。
パソコン入力やメール送信で落ちる音質のことを考えますと、テープを送って間に合えば最高。ヤマト宅急便で調べたら明日の朝の発送で次の日の午前10時に届くそうで安心しました。
朝からスタッフ達が揃ったらパソコン録音でメール送信も試みますが、もしもテープが間に合えば、メンバー様式場の音響システムに結果が委ねられることになりました。
社長から教えられた「保険」の意味ですが、勉強になりました。<ごめんなさい>と思っています。間に合いますようにお祈りをします。