2005-03-26
さて、頑張ろう! NO 1107
午後、事務所に入るとスタッフから報告が。「何とかなりませんか?」と久世塾の定員について相談を受けた。
今日も数人の方から申し込みがあり、満員で申し訳ありませんということでお断りしたそう。
今回はセミナーと異なり「塾」形式、そんなところから出来るだけ少人数で個人レッスンを重視したい。そうなると「隠れ家」の範囲内ということに限定される。<理想の人数だ>と締め切りを命じた後に申し込みをされた方が多かった。
スタッフに「何とかなりませんか」と言われる事情には、受講希望の方の「何とかなりませんか」があるみたい。ちょっと考えさせてと返しておいたが、セミナーを受講くださった方々もおられるようで悩んでいる。
さて、今日は、クラシック・コンサート。資料を引っ張り出して進行シナリオを書き始めた。バロック音楽、ロマン派などの巨匠の歴史をひもときながら、ふと 思ったのが日本の歴史。バッハやヘンデルが誕生したのは1685年。赤穂浪士の忠臣蔵が1702年という事実に驚いた。
松平定信の「寛政の改革」が1787年、その時、モーツアルトは31歳だった。
大小の刀を腰にチョンマゲ姿の江戸時代、そんな頃、ヨーロッパではオーケストラの演奏が行われていたとはピーンと来ない。このあたりにクラシックと称される所以があるように思ってしまう。
演奏者の高橋三鈴さんがご来社、すぐに音響チェックを始めながら司会のコメントによるスタートの確認を。ちょっと「語り」を入れる部分ではやさしい癒しの旋律をお願いした。
これまでに何十回とご一緒した。九州や北海道でも演奏いただいた歴史がある。何度か発生したハプニングも互いが瞬時に助け合って事なきを得た。今日は、お客様にちょっとサービスをすることで意見が一致。5月の演奏会のイメージをご体感いただくことに。
クラシックなんてお客様が少ないのでは? そんな心配は必要なかった。予想外に多くの方々が来場くださった。エンディングの頃には手拍子やコーラスまで始 まった。そんな時、ふと見たら「西川慶さん」のお姿を発見。シナリオになかったエピローグとして歌っていただくことに。
選曲された「荒城の月」が素晴らしく、高橋三鈴さんの伴奏が見事なドレスアップになってエンディング。余韻をサービスとして日本の名曲を皆さんでご唱和いただく盛り上がり。
お見送りする皆さんがご満足そうなご表情。音楽って人を幸せにするのだと再認識。パッと閃いたある企画、皆さんに提案申し上げたら拍手が起き、すぐに企画するように命じておいた。
コンサートの最中、明日に対応しなければならない難しい問題の電話が。朝から手配することが山ほどあり、どこから始めるかで頭が痛い。これから整理をして明日に臨むことにする。